彼なりの愛情表現、？【青】 (ページ17)

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濵ちゃん先輩ページ17

視線を感じて後ろを振り向くと流星がいた。

一瞬目があって睨まれたような気がしたけど直ぐにそらされた。

やっぱり…どうも思ってくれてないよね…

濵田「Aー？どっちむいて聞いてんのー？」

「あ、ごめん。もっかいいってくれない？」

ぼーってしてたら、濵ちゃんが顔の前で顔をブンブン振ってた(笑)

いや、変人かよ。あ、変人か。

濵田「せやから、お昼、Aのお弁当分けて欲しいなって言ったんや。」

「え、いいけど濵ちゃんっていつもは何食べてるの？」

濵田「なんかみんな優しいねん！俺が金欠なの知ってんのか知らんけど分けてくれたり奢ってくれんねん！」

「…ずっと思ってたけど濵ちゃんって本当に男女関係なくモテるよね、愛されてるの伝わるもん」

濵田「えぇー、何いってん！そんなことないって～」

そんなこと言う濵ちゃんだけど、顔に嬉しいって書いてある笑

濵田「それいうたらAもモテるやろ？かわいいって話題やで～｣

いやいや、それは無いっす。だって今まで好きって言われたことあるの流星だけだよ？

濵田「まぁ、ええや。ほんならお昼な！」

そういって濵ちゃんと靴箱でバイバイした。

『...A』

「あ、流星おはよ、」

やっぱり不機嫌。

『さっきの誰』

いつもよりちょっと低い声の流星

お、嫉妬してる…のかな？

「あ、濵ちゃんのこと？濵ちゃんは最近仲良くなったの！見た目からあんなに優しいオーラ出てる人なかなかいないよ～？」

『ふーん、そうなんや。じゃあ』

え

流星はそのまま私を置いて教室に向かった。

どう､でもよかったのかな？

ていうか委員の仕事は？

・

昼休み

結局あれから流星と話してないなぁ

そんなことを考えているとガヤガヤしているのが聞こえてきた。

濵田「Aちゃん～、来たで～」

え、濵ちゃん来るの早くない？終わって2分たたないよ？

どうやら、ガヤガヤしてるのは濵ちゃんの周りに集まっている人だった。

やっぱり人気者だな、

「あ、うん！ちょっと待って！」

荷物を片付けて急いで濵ちゃんのところに行こうとするとくいっと引っ張られた。