彼なりの愛情表現、？【青】 (ページ22)

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看病します！ページ22

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｢...よし、｣

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

『...A？ちょっと、まっといて』

意を決してチャイムを鳴らせば、聞こえる流星の掠れた声。

インターフォン越しなのに、流星の色気がムンムン伝わってくる。

...いやいや、今日は看病しにきたんだから、流星が苦しんでるんだから。

自分自身と葛藤しているとドアが開いて流星が倒れるように出てきた。

｢え、流星？大丈夫？｣

『だいじょばない...』

ｷｭﾝ

あ、ダメだかわいい。

｢流星、一旦部屋に戻ろう？風邪悪化しちゃうよ？｣

『わかった、』

さすがに私よりも何センチも高い流星をおんぶなんて出来ないからもたれかかってもらう。

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｢流星、熱何度なの？ご飯は？｣

流星をベッドに寝かせて買ってきた冷えピタを貼る。

『測って熱あったら更に上がりそうやからはかってない...ご飯は起きるのキツくて食べてない..、』

｢そっか、わたしお粥買ってきたから温めてくるね。その間に熱計っといてくれる？｣

『...はーい、』

なんでも言うことを聞く流星はなんだか小学生みたいて、母性本能が擽られた。

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リビングで電子レンジとお皿を借りてお粥をチンッ、

...女子力ないなんて言わないでね、

『A～...』

｢わっ、流星降りてきたの？｣

名前を呼ばれて振り向くとふらっふらな流星がいた。

ん、と渡された体温計をみると38.4℃

｢熱高いね～、薬あるよね、お粥食べたあとに飲もうか｣

『うー、ふらふらする...』

そのまま後ろから抱きついてきた。

こ、これはもしやバックハグなのでは！？！？

『A冷たくて気持ちええな～』

伝わる熱い体温と流星の掠れた声に自分がドキドキしてるのが伝わる。

｢流星、お粥出来たから食べよっか｣

『んー、』

リビングの椅子に座ってもらって、机の上にお粥を置くと無言でお粥を見ている。

どうしたのかな、なんてみてるとここで流星が爆弾発言。

『Aが食べさせてや～』