陸拾弐話 ページ17
さとみside
英語の補習プリントを期限になっても出さなかったもんだから、補修授業をうけるハメに。
人並みにはできてると思うんだけど。
この世界の俺はとにかく頭がいい生徒らしくて、急に成績が落ち込んだから念のための補修らしい。
先生いわく、英語に至ってはペラペラだったとか。
そんなに天才だったのかと思って成績表を見たらエグかった。
一応説明しておくと、こっちでも5段階評価で
上から【甲、乙、丙、丁、戌】って評価になってる。
数字じゃないから少し驚いた
で、肝心の俺の成績はというと全部【甲】と書いてあった。
つまりオール5って事。
我ながら(俺じゃねえけど)きしょいと思った。
なんとか補習授業を終えてヘトヘトで帰宅。
部屋に行ってベットにダイブしようと思ってたのに、ベットには先客がいた。
こ「あ、おかえりー」
さ「なんでいんの」
人のベットで何をしてるんだよ。
こいつは遠慮という言葉を知らないのか？
ったく、疲れてんのに…
さ「で？どした？」
こ「色々あるけど。いい話と悪い話どっち先聞きたい？」
さ「え、何。じゃあいい話で」
そう言うところんは表情を変えずにいい話をした。
いい話をする時の顔じゃないの草やな。
来週末に兄弟達で移動演劇団の公演を見に行くんだとか。仕事は休みらしい。
詳しいことはなーくんに聞けって言われた。
よく休み取れたよな。
大正時代の労働制度ってまあまあブラックなのにね
こ「で、悪い話だけど、るぅとくんが家を飛び出して行ったよ」
さ「は？それ詳しく」
こ「ジェルくんと蹴り合い殴り合いの大喧嘩をした末に出て行った」
あっけらかんとしてころんが言う。
さ「それ先に言えよアホ猿！なにが『いい話と悪い話どっち先に聞く？』だよ！このバカ！」
急いで探しに行こうとドアに手をかけた。
でも、その時になってやっと気が付いてドアから手を離す。
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さ「なあ、お前、誰？」
振り返ってそこに立ち尽くすバカに尋ねた。
不覚だった。疲れてたのもあって気づかなかった。
桜鎌を召喚させて、
明らかに動揺しだしたそいつに突きつけてもう一度尋ねる。
さ「ころんをどこにやった？あと屋敷には結界が張ってあるはずだ。どうして入ってこれた」
そのバカを睨みつけながら桜鎌を強く握りなおす。
そいつは『あーあ、バレちゃった』と言わんばかりの笑みを浮かべて顔を上げた
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スイートポテト丸 - 緋桜ひよ子＠ミスキャト黄色担当さん» ありがとうございます！！なるべく早めに参章入りたいと思ってるのでしばしお待ちください(๑˃̵ᴗ˂̵) 良いお年を！ (2021年12月31日 22時) (
レス) id: dc85d54b13 (このIDを非表示/違反報告)
スイートポテト丸 - 朱莉@すけふれさん» ありがとうございます！そろそろ莉犬くん編の最終調整に入りますので一月中旬ぐらいから再開予定です！お楽しみに！ (2021年12月31日 22時) (レス) id: dc85d54b13 (このIDを非表示/違反報告)
スイートポテト丸 - ごりらさん» ごりらさん！ありがとうございます！！尊敬…！？え、めっちゃ嬉しいです… (2021年12月31日 22時) (レス) id: dc85d54b13 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子＠ミスキャト黄色担当(プロフ) - スイートポテト丸さん» 第弐章、完結おめです！！莉犬君の過去編待ってます！！よいお年を(*^-^*) (2021年12月31日 11時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - とっても面白いです…、。尊敬…。 (2021年12月31日 1時) (レス) @page50 id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイートポテト丸 | 作成日時：2021年9月3日 22時
