男も嫌いだが鬼はもっと嫌いだ【鬼滅の刃】 (ページ7)

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おもかげページ7

あれからしのぶさんが言いかけた事が気になってなかなか眠れなかった。

その日も任務の疲れでフラフラ歩いていると私より身長のでかい男にぶつかった。

『どこ見てんの？』

と相手を睨もうとした。こっちは疲れ
てんだよ

「『あっ』」

ぶつかった相手が宇髄だった。最悪だ
宇髄かよと言う前に何故か私は倒れた

目が覚めた。見覚えのある顔面が私を
のぞきこんだ。

「お前大丈夫か？派手に倒れたぞ」

『またか』

恐らくここは藤の花の家紋の家だろう

『宇髄どうした？珍しく驚いた顔しやがって』

それで私は気づいた。

泣いていたのか
感触がある。

一番見られたくないやつに見られた。宇髄が頭を撫でた。

その瞬間涙が止まらなかった。

昔に一度こんな風に撫でられたような気がする

「お前は頑張りすぎだ」

そう言われまた眠りについた。

「夜月鈴」

「君の名だ」

「今日から新しい家族だぞ～」

「やった～」

「なぁなぁ名前はなんていうんだ？」

『鈴……』

「名字は？」

『夜……月？』

「へぇー」

「こらこら月が困っているだろ？」

「は～い」

「『あはは』」

「俺の夢は神になることだ！！」

『神？』

起きて部屋を見渡したが宇髄が居ない

『宇……髄宇髄!!』

「どうした？」

『あっなんでもない』

「？」

なんで宇髄が居ないだけでこんなに怖く必死になったのだろう。

『神……』ﾎﾞｿ

宇髄の言葉が頭をよぎった。夢にいた
男の子と同じことをいってると思った