133 ページ8
Aside
あれから何やかんやあってあっという間に月曜日。みんなもうすぐ受験なのでとんでもない勢いでペンを動かしている。大変そうだな〜。え、油断してると私も受験落ちるって？私は受験しないよ？13歳だし、幻想郷に帰る予定だし。今日の6時間目は自習。何やら殺せんせーがどうしても外せない用事があるとかで、自習になった。
ビ「A、ちょっと話が。」
夜『ん？はいはい。』
なんか悪い事したっけー？ん〜。分からん。思い当たる節がありすぎる。なぜか保健室に連れて来られる。
ビ「そこ座って。別にキスしようとかそういうんじゃないから安心しなさい。一対一で話せるのがここしかなかっただけ。貴女、受験はないのよね？」
夜『ええ。ないですけど？』
ビ「ならいいわ。受験直前のガキを呼び出してまでする話かというとそうじゃない気がしてたから。でもそうじゃないなら優先順位は高いわ。」
夜『で、どうしたんです？』
ビ「貴女、タコの事はどうするの？このクラスでは3月までは暗殺をすることにはなったけど。」
夜『…。』
ビ「殺し屋として一つ教えてあげる。殺す上で一番愚かなのは感情や欲望のまま殺す事。これは動物以下。そして次に愚かなのは自分の感情を殺しながら相手を殺す事。貴女は…どう思っているの？」
夜『…分からない。』
ビ「分からないって…自分の考えよ？殺したいの？殺したくないの？」
夜『分からない。』
ビ「責任感強すぎよ。もっと自分に素直になって。」
夜『分からない。』
ビ「間違うのが怖いの？人が離れていくのが怖い？誰も離れないわよ。」
夜『違う。そんなんじゃない。』
そうじゃない。そんなもんじゃない。
ビッチ先生は少し顔をしかめる。まるで何を考えているか分からないものを見るかのように。
ビ「人に言ったりしないわ。だから自分の考えを固めなさい。」
殺「イリーナ先生。ストップです。」
ビ「タコ！いつの間に！」
殺「すいませんねぇ。少々Aさんと話さないといけない事がありまして。代わってもらってもいいですかね？」
ビ「ま、まあいいけど。ちゃんと答えは出しておきなさいよ。」
そう言ってビッチ先生は部屋を出て行った。
夜『で、いきなりなんかよう？殺せんせー。』
殺「いやぁ、実は少し前に用事は終わってまして。話に聞き耳を立ててしまいました。」
夜『知ってる。』
殺「Aさん、君の唯一の欠点、それは人より感情が少ない事ですね？」
ーーー
字数の関係で切ります。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - はい。 (2019年4月29日 20時) (
レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 桜さん» お褒めの言葉、ありがとうございます。更新ペース遅いですが楽しみにしていてください。 (2019年4月16日 5時) (レス) id: 95579c86a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 凄い編集能力ですね！この後どうなるのかなぁ (2019年4月15日 19時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜桜 | 作成日時：2019年3月31日 11時
