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Aside
目を覚ますと、見知らぬ天井…なんて事はなく、ただ真っ暗な空間があった。体を起こして辺りを見回しても只々真っ暗で、暗過ぎてここが広いのか狭いのかもわからない。
なんなんだ、ここは。パリンって音がした後だったから…あぁ、多分入れ替わっちゃったのか、アイツと。
私とは別の、破壊衝動の塊で、破壊することしか頭にないアイツと。元はと言えば私が悪いんだけどね。
アイツは私の破壊衝動の塊。私は命あるものは絶対殺さないって昔から決めていた。それ故に破壊したいという欲求は満たされなかった。そしてアイツが生まれた。アイツは私の理性が切れた瞬間の私なのかもしれない。おまけに私の破壊衝動はアイツの力になる。
…上手くいかないもんだね、世の中ってのは。
今アイツが何をしているのかみてみる。一つの体にいるから視界と音だけは把握できる。これがいつもアイツがみていた世界か。なんか変な感じ。そう思っていると、アイツがナイフを振り上げた。対象は…あの親。あーあ。だめだこりゃ。私の手はもう止められないらしい。
私は諦めたけどアイツの腕を掴んで止めたやつがいた。業…。ねぇ、なんでそんな危険なことしてるのさ。アイツの邪魔をしたら攻撃の矛先は業になるんだよ？
やはりアイツは業に爪を突き刺そうとした。でも…殺らせないよ？簡単には…。
ー「いつまで私の邪魔をするつもりだ。お前は私だ。私がやろうとしていることはお前が本来やりたいことのはずだ。なのになぜ邪魔をする。」ー
ー『簡単な事だよ。邪魔をするってことはあんたのやってることは私にとってはやりたくないことだから。』ー
また力を入れるアイツの邪魔をする。割と私も体に関与できるみたいだ。ふと殺気に気づいた。二つ。魔理沙とあのバカ親。矛先の片方は私の体。もう一つは業。このままじゃ業がやられる！
私はともかく業はやらせない！なんでかな、ちょっと昔まで外の人間なんて信じられないって思ってたのに。面白いもんだね、心ってのは。
全力で体を取り返しに行くと、割とすんなり取り返せた。取り敢えずやり方は強引だけど業を安全なとこまで誘導する。
私の母親の攻撃は、微妙に致命傷からずらして跳ね返すとして、魔理沙はどうしよう。アイツ貧弱だからな…。仕方がない。魔理沙の攻撃はくらうか。
作戦は成功したけど、残りの魔力と体への負担を考えたらもうあんま魔力は使えない。あのスペル、使うか。ちょうど出血してるし。私の血を弾幕に…。
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桜 - はい。 (2019年4月29日 20時) (
レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 桜さん» お褒めの言葉、ありがとうございます。更新ペース遅いですが楽しみにしていてください。 (2019年4月16日 5時) (レス) id: 95579c86a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 凄い編集能力ですね！この後どうなるのかなぁ (2019年4月15日 19時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2019年3月31日 11時
