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Aside
時間割を確認すると、次の時間は体育。まぁ、普通にフケるよね。まだ2月の間は殺すみたいだから体育の授業は健在である。今までは一応出てはいたけど、今はやる事がある。正直体育なんて準備運動程度なので出なくても大きな問題はない。サボりますって言ってサボるのも変な話なのでそのまま立ち去ろうとした。
前「ほんとすげーよなA。才能の塊。サボろうとしてんのに烏間先生がなんも言わないって…。」
殺「いえ、彼女は才能の塊ではありませんよ。」
前「え？」
殺「確かに彼女は魔法なしでも知識量も、身体能力もこのE組でもトップクラス…いえ、トップかもしれません。しかしどちらも最初からできていたわけではありません。両方とも彼女が才能を上手く使って努力したからです。」
魔「なぁ、A。」
夜『ん？何？』
私が振り向くと、魔理沙は殴りかかってきた。
夜『いきなり何なんだよ。』
魔理沙は攻撃の手を緩めない。
殺「Aさんも苦手な事があります。それは防御です。」
前「防御？」
殺「Aさんはすきを見つけたらすぐ攻撃を仕掛け、自分のペースに持っていく事ができる分、防御をほとんどしなくて良い。なので彼女自身その力を高める努力はしなかったのでしょう。防御だけで見ると、烏間先生よりも、もしかしたら業君よりも劣るかもしれません。」
魔理沙の攻撃が私の髪にかすった。
夜『やるじゃん。』
魔「…。」
前「…ほんとだ。」
殺「しかし魔理沙さんももう手の内を全て見せてしまいました。恐らくこの後ペースを上げて同じような攻撃を繰り返すでしょうがもうAさんには絶対にあたりません。」
前「なんで？」
殺「それが彼女の才能です。」
前「？」
魔理沙は攻撃のペースを上げる。でも二度目は通じんぞ？
前「ほんとだ。全然当たってねぇ。どういう事？」
殺「彼女の才能は記憶力と応用力の高さです。一度見たものや聞いたものをだいたい記憶しています。そして、結果から改善方法を探し、実行していきます。ですから一度見せた攻撃は二度とあたりません。」
業「どんな人にも才能がある。その才能を生かすも殺すもその人次第って事だね。」
殺「業君いつの間に。って先生の台詞取らないでください！」
夜『あのさ、そんな話してないで魔理沙止めてくんない？』
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桜 - はい。 (2019年4月29日 20時) (
レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 桜さん» お褒めの言葉、ありがとうございます。更新ペース遅いですが楽しみにしていてください。 (2019年4月16日 5時) (レス) id: 95579c86a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 凄い編集能力ですね！この後どうなるのかなぁ (2019年4月15日 19時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2019年3月31日 11時
