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魔理沙side
聞かなければよかった。ふられた時に素直にその場を立ち去ればよかった。後悔してももう遅い事はわかってる。別にAが悪くないのもわかってる。当然業だって悪くない。
夜『大丈夫か？あんま落ち込みすぎんなよ？』
魔「うん。」
夜『…。』
Aはそっとその場から離れていった。多分そっとしておいたほうがいいと考えたのだろう。声をかけてくれたのもアイツなりの優しさなんだろう。でもその優しさが逆に私の神経を逆撫でしてくる。別にAは悪くないのに。
ーーー業「Aだよ。」ーーー
業のこの声がずっと頭の中で反響している。自分の未練を断ち切るために誰が好きなのか聞いたはずなのに、好きな相手はよりによってAだった。その前の夜に相談に乗ってくれた奴だった。
ーーー夜『でも私よりはモテるんじゃないか？』ーーー
この声に勇気付けられて告白したはずなのに、今では皮肉に聞こえてしまう。別にAはそんな事思っていったわけじゃないって分かっていても。
魔「はぁ。」
ため息しかでない。こんなことを考える自分が嫌でしかない。
魔「ちょっと散歩してくる。」
夜『あんま遅くなりすぎないようにな』
その声をかけてくれる優しさが逆に痛い。そんなこと言われたらあたれないから。もともとあたっちゃダメな相手なんだけど。
魔「いてっ。」
今首の後ろに痛みが…？ぼうっと歩いてるんじゃなかった。後ろに誰かいるのか？
…振り返っても誰もいなかった。首を触ってみても特に何もなってない。気のせいか…。これ以上遅くなるとAに怒られるし帰んないとな。
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桜 - はい。 (2019年4月29日 20時) (
レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 桜さん» お褒めの言葉、ありがとうございます。更新ペース遅いですが楽しみにしていてください。 (2019年4月16日 5時) (レス) id: 95579c86a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 凄い編集能力ですね！この後どうなるのかなぁ (2019年4月15日 19時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2019年3月31日 11時
