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「そうねぇ…。館の三年分の収入を報酬とするというのと賞金首の賞金は全額あげるわ。あとは貴女達がいない間の館の家事は保障しましょう。」
「悪くない、素晴らしい条件だとは思うけれど…館の家事は大変よ？妖精メイドはあまり使い物にならないし、そもそも指揮をしないとすぐだらけるもの。家事だって咲夜が時を止めないと回らないし。」
「まぁ…藍がなんとかするわ。」
「数学が得意とは思えないくらい雑な理論ね。というか理論ですらない。あの狐ならなんとかしそうだから別に良いのだけれど。咲夜、どうしたい？」
「私はA様とお嬢様が良ければいいですわ。」
「そう。じゃあレミィに聞いてくるわね。」
「いえ、私が聞きに行きますよ？」
「もう許可なら貰ってるわ。」
「「…。」」
「隙間妖怪、そういう事は早く言いなさいよ…。」
こうして吸血鬼とメイドの異変解決が幕を開けるのである。
「空間を歪めて異空間に家は設置すれば良いし、あの隙間妖怪を使えば仕事はできるでしょうけど…
こんなに月も紅いのに
大変な夜になったわね。」
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作者名：夜桜 | 作成日時：2020年10月10日 18時
