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「連れに招集かけといた。記念撮影のじゅんびもな。」

こんなにいるのにまだ連れがいるのか。全く面倒だわ。やっぱりあらかじめ倒すべきだったかしら?

そんな少女の考えをよそに不良たちは話し続ける。

「ここなら騒いでも誰もこねぇ。おめぇ、どっかで見たことあると思ったんだけど、これ、おめぇだろ?去年の夏頃、東京のゲーセン。」

おぉ、ガラケーだ。一昔前の作品だから当然だけどガラケーだ。

…少女の着眼点は少々ズレてるらしい。

「目星い女を報告するようダチに言っててよ、攫おうと計画してたんだが見失っちまったってわけ。まさかあの名門中の生徒だったとはねぇ?」

要するに拉致ろうとしたら失敗したって事らしい。まぁ、どうでもいいわ。ゲーセンねぇ、あの後ろに写ってるシューティングとか面白そうだし一度行ってみようかしら?

に、しても男子はスマホに気づいたかしら?スマホ2台あるからこっちのGNSS…日本で使われてるのはアメリカのGPSが向こうに見えるようになっているのだけど。



「うちは父が厳しくてね、良い学歴、良い肩書ばかり求めてくるの。そんな肩書生活から離れたくて、名門の制服も脱ぎたくて、知ってる人のいない場所で、格好も変えて遊んでたの。」

Oh…毒親ぁ。こういう奴に限ってお前の為とか吐かすのよねぇ。そしてたいてい自分が毒親だという認識がない。完璧であれとは思わないけど、その絶対的自信はナニ?ってなる奴だわ。放っといてその後どうなろうとも自己責任、っていうのよりは温かいのかしら?人間社会はよくわからないわねぇ。



「最低。」

…その発言はまずい。まず私達の事を名門の生徒、要するにエリートだと思ってる状態で、こいつらをディスるようなことを言うのは非常にまずい。…意識をこちらに逸らさせるしかなさそうね。

「まぁまぁ。この人達だって最初からこうだったわけじゃないでしょうし。肩書きやら学歴やらだけで人間としての価値を判断されて、その価値を否定されたらそりゃあへそ曲げたくもなるわよ。知能は70%くらい遺伝で決まるなんて話もあるくらいだわ。大体身長が50%って言われているのを考えると相当大きな数字よね。仮にその話が本当ならこの人達にはどうしようもないわ。そしたら学歴主義での価値の否定は運命だから受け入れろなんて酷い話になっちゃうわよね。受け入れられずに社会を批判したくなる気持ちもわかるわ










…なんていうとでも思った?

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設定タグ:東方Project , 暗殺教室 , 十六夜咲夜   
作品ジャンル:ギャグ
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作者名:夜桜 | 作成日時:2020年10月10日 18時

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