否定する ページ38
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父「晦冥呪法「常闇」」
五「っ!おい、立て!!!!!死っ」
もう、いいや
ドンッ『……………ぇ』
何で、ここに
『っ母様……!!!!!!』
まずい、闇に飲み込まれるっ!!!!
『捕まってください、母様!!私が引き上げますっ!!!!』ガシッ
母「………良いの。この術式は、1度捕まったら術者が解くまで逃れられない。それはこの術式を最も使いこなしているあなたが1番良く分かっているはず」
父「…チッ Aも……お前も。いつも余計なことしかしないな。今日の所は見逃してやる。…五条。次は、潰す」
五「!待て!!!」
『……母様。ねぇ、母様…私は』
母「ごめんね…A……私が、あの人を止められていたなら」
『違います…それは、違うっ…!!!』
母「…私は……体が弱くて、それでもあの人だけはそばにいてくれて……それが幸せで、その思い出だけが私の生きる意味で…そんな時、あなたの兄様とあなたが生まれて……幸せだった」
『っ…』
母「でも…あの人はどんどんおかしくなっていって…色んな人を連れてきたわ。初め、あの人は言ったの。「この人達はみんな私達の生活を支えてくれる人だ」って。…でも、違ったのね……彼らは、あの人と同じ道を…悪い道を歩む人だった……」
五「…A。手、離せ。お前まで巻き込まれる」
『っ…ねぇ、母様。私は…幸せでした。例え、みんなが呪詛師であったのが紛れも無い事実で…人殺しだったとしても。私にとってはキラキラした、大切な…思い出なんです。大切な、家族だったんです。
…だから。私が、みんなを正しい道に引き戻します。私も正しい人間だとは言えなくなってしまったけど…』
母「いいえ…あなたは、何も悪くない。誰も殺していない…あなたは、あなただけは…父様を、否定してあげて」
『…ハイ。必ず』
夜「負傷者多数、死亡者、6名。…A」
『罰は何でも受けます。ただ……久遠率いる呪詛師集団を壊滅させるまでは、自由にさせて貰えませんか』
夜「……」
五「何か変な行動取ったら俺が殺す…それで良いんじゃね?」
夏「…私は、あの時何も出来なかった。この目で主犯にAが刺されたのも見ました。Aは、騙されていただけ…と言うのもかなり信用出来ます」
家「私は知らないけど…親友だから。信じる」
『みんな…』
夜「…そうだな。頼んだぞ、A」
『っ!ハイ…!!!』
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灰桜(プロフ) - 白昼夢さん» ありがとうございますううう!!!唐突に言われるのめっちゃ嬉しいです!!www (2020年12月19日 15時) (レス) id: 0e3a4f8013 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - めっちゃ好き(唐突) (2020年12月19日 15時) (レス) id: 3934a4c5e3 (このIDを非表示/違反報告)
灰桜(プロフ) - プニさん» すごく嬉しいですありがとうございます! (2020年12月16日 6時) (レス) id: 0e3a4f8013 (このIDを非表示/違反報告)
プニ - いや好き。(唐突) (2020年12月15日 22時) (レス) id: 5f562d56d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:灰桜 | 作成日時:2020年12月14日 21時