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ショウside


そもそも俺は、

この地に立ち寄るつもりなどなかったのだ。


しかし…。


山を越えようと足を踏み入れた途端、

激しい雨に降られ、沢の水は勢いを増し……

麓の村に立ち寄るほかなくなってしまった。


そうして村に着くと、

今度は「現人神」なのだという少女の元へ連れられ、

神託を受けた。


そこで「山に招かれた客人」などと言われ、

今晩は山にとどまるように言われたが…。



長居は無用と、早々に下山しようとしたのがまずかったのだろう。

この様だ。


……この地で現人神とその神託というのは、よほど信奉されているらしい。

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作者名：桜夜 | 作成日時：2020年4月3日 12時

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