天女と魑魅魍魎の主Part4 (ページ7)

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邪魅の漂う家ページ7

しとーしとーと

雨が降っている

音に紛れ

水にまみれ

ぬるい風と共に＿＿＿＿＿＿

奴の名は＿＿＿＿＿＿邪魅

どこからともなく祭り囃子がきこえてくる

どこへいっても

そんな時期には浮かれた人間がわいてくる

男「おいコラァどこに目ェつけとんじゃ！？」

リクオ「いてて」

男「ハセベさんの原宿でかったイケてるシャツがベチャベチャじゃねーか」

男「アイスついちゃってるよアイスがよぉぉぉ．．．」

リクオ「メガネメガネ、あった。うああ本当だね」

男「．．．なめてんのかてめぇ」

氷麗「．．．」

また変なのが若に絡んでるわ。

男「お前見ねー顔だな！！オレたちのシマで何しとんじゃい」

リクオ「妖怪を退治しに」

男「妖怪？妖怪ってお前大丈夫か！？ギャハハ暑さで頭やられたんじゃねーか」

リクオ「いないの！？」

男「妖怪なんざいるかぼけぇぇ！この現代によぉー！！」

リクオ「そうだね普通は見えないよね．．．」

男「あ？え」

後ろから妖怪たちが

男「うわっ．．．うわあああああ」

リクオ「ん？あれ．．．？ちょっ．．．ちょっとお前たち！？」

カナ「リクオ君！？何してんの？みんな先に行ってるよ？」

リクオ「わわ！！ごめん今行く」

リクオ「ふ～あぶね．．．カナちゃんに見られなかったかなぁ」

氷麗「リクオ様．．．何してんですか？妖怪使って脅すなんてらしくない」

リクオ「違う違う！！こいつらが勝手にでてくるんだもの」

妖「何をおっしゃいますかリクオ様」

妖「あのような奴．．．ちょいと脅してやりゃあい―んです」

妖「わしら妖怪にケンカうろーってのが生意気でさー！」

リクオ「だから人間驚かしちゃだめだっていつも言ってるだろ！」

妖「こやつめは道中で奴良組若頭と知ってついて来ましたです」

妖「さすがリクオ様です」

リクオ「はいはいアリガト」

氷麗「まあいざとなったら私が全部凍らせればいいんですけど」

リクオ「それは違うよそれは違う」

ボクのおじいちゃんは妖怪任侠一家「奴良組」なのだ

だから、、、ボクのまわりには妖怪がたくさんいる．．．

氷麗「やっぱりリクオ様には護衛は必要です」

リクオ「(この前の戦いで自信つけちゃったなぁ)あ、そういえばAは先に行ってるの？」

氷麗「A様ですか？いえ、護衛もつけずに朝早くにお出かけになられたようです。」

リクオ「え、そうなんだ」

珍しいな,Aが朝早くから出かけるなんて