天女と魑魅魍魎の主Part4 (ページ46)

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【番外編】置行堀ページ46

夜リク「・・・」

もうこんな時間か。少し散歩でもしてくるか

納豆小僧「若！こんな時間にどこへ？」

夜リク「別に」

妖「夜の散歩だってよ。ここ最近夜のお姿になられるとああして出ていかれるんだ」

納豆「へぇ～」

ぬら「おーい、誰かワシのキセルしらんか？」

天女「ふぁ～」

変な時間に起きてしまったわ

納豆「天女様だ！」

妖「あれ、寝てねぇか？」

天女「スゥ．．．」

妖「ひい～～ひい～～」

夜リク「ん？」

なんだ？

妖「お．．．おたすけぇぇぇ～～～」

夜リク「どうした？おい．．．」

妖「おいらのよめっこがぁ～～～よめっこが．．．池に連れていかれた～～～」

夜リク「池？」

すると、池から置行掘が読めっこを抱えて

置行掘「おいてけ～～おいてけ～～おいてけぇぇ～～」

よめっこ「助けてぇ～～あんた～～～」

あんた「ひぇえ～～お前～～」

夜リク「．．．おい妖怪。悪いこた言わねぇ。返してやんな」

置行掘「嫌だねぇ～～～アタシはここを通る幸せそ～～な奴から大事そうなもんをぶんどるのが楽しいのさぁ。そうだね～返してほしけりゃコレより楽しいもん寄こしなぁ」

夜リク「楽しめるもの．．．？ん？」

そんなんあったけなぁ？

すると、置行掘はよめっこを投げ飛ばした

置行掘「そぉ～～れぇ～～」

よめっこ「キャァ」

夜リク「ワッ．．．と」

あんた「よめっこ！！」

置行掘「キヒヒ．．．こいつぁ高そうな刀だなぁ．．．」

夜リク「あ！！おい」

よめっこやあんたに感謝され、もう一度池を見ると置行掘がいなくなった後だった

夜リク「．．．」

仕方なく自室に帰ろうとしたリクオ

縁側の方で小妖怪たちが集まっていた

夜リク「お前ら、どうした？」

納豆小僧「あ、若！縁側で天女様が起きていらしたんですが、また寝てしまって」

無防備なAの姿が

夜リク「そうかい。俺がみてるから安心しな」

妖「わかりました」

そう言い、小妖怪たちは去っていった

夜リク「おい、起きろ。」

天女「んん～？っ！リクオ様！？」

えっ！？てことはまた寝てたの！？

夜リク「起きたか。全く少しは警戒しろ。」

天女「すみません」

夜リク「わかったんなら、それでいい。それとお酌しようぜ。」

天女「いいですよ」

夜リク「Aに聞きたいことがある」

天女「私ですか？なんでしょう」

夜リク「池に行ったらものとられたんだよ、妖怪に」