天女と魑魅魍魎の主Part4 (ページ11)

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邪魅の漂う家③ ページ11

一方清継たちは、巻達が貴重な休みが～と文句を言い、清継は海があると巻らの機嫌をなだめた。

巻「夏といえば海ー！！やったさすが清継くんぬかりない！」

清継「だろう！？だろう！？」

リクオ「ちょっと待ってよ！！危ないよ妖怪退治なんて！！」

鳥居「またリクオはー」

巻「心配性―」

リクオ「どんな妖怪かもわからないのに．．．」

迂闊に妖怪退治に行って妖怪に出会ってしまえば、危険だ。

清継「いや．．．こいつはたいして危害を加えるような妖怪じゃないよ。その妖怪の名は”邪魅”！！こいつはメールにもあるように枕元に立ってるだけ！！襲ってくるわけはないよ！！でもって古い妖怪の名だから．．．”主と天女”に通じているかもしれんしね！」

巻「よっしゃーそれなら何も問題ないわ私らもー」

鳥居「この夏はこれで決まりだね」

リクオ「(ホントかなぁ．．．？)」

これだけじゃ終わらない気がするけどな。

清継「お、、あれかもしかして？やあやあ君は．．．」

品子「あなたが清継くんね！！」

リクオ「え．．．？」

品子「大丈夫かしら．．．メガネはメガネでも頼りなさそうなメガネ男子って感じだけど？え？違う？こっちの天パの方？あらぁ．．．これはこれで．．．不安」

清継「天パ？キミ何だ！天パのどこに問題あるんだ！？」

品子「依頼人の菅沼品子です。来てくれてありがとう。でも大丈夫かしら、一応期待してます」

ペコ

清継「．．．何だこの子は」

品子「どうぞ」

清継「フッハッ！！すごいぼろ屋敷だ！奴良くんよりぼろいんじゃないかい！」

巻「清継くん、根に持ってる！？」

リクオ「(とばっちりだ．．．)」