雪龍組の日常２ (ページ2)

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黒「あー2人に余計な心配かけるからずっと平気なフリして我慢してた訳ね？しかも、佐久間くんが狙われたって分かってたから、怖かったなんて言えば、佐久間くんが気にしちゃうと思ったんだ？」

『…ぐすん』

黒「はぁー、本当にどんだけお人好しなんだか」

『う"うう"…みんなぶじで、よ、よかっあー…』

黒「うおっびびった。ははは、泣け泣け」

強く抱きついてきたAが俺の肩に顔を埋めて泣き続ける。子供をあやしてるみたいな状況がおかしくて、吹っ飛ぶ寸前だった理性が戻ってきた。Aはよほど不安だったんだろう。

しばらくそのまま頭を撫でてた。

黒「落ち着いた？」

『ごめ、なさい…わたし……』

黒「お前さっきの話忘れたの？言ったじゃん、デロデロに甘やかすって。2人には黙っててやるから、好きなだけ吐き出せよ」

『もう、大丈夫、です…落ち着きました…』

黒「…そ？じゃあ…続き、してい？」

『…つづき？』

黒「キスの続き」

『…あ！！』

黒「…今度はなんだよ」

『これ、絶対聞くなっていわれ、てて』

黒「は？じゃあ聞かない方がいいんじゃね？」

『でも、聞きたいんです』

黒「え、うん？」

『刺青、入ってますか…？』

黒(いくら可愛くてもやっぱりこいつの危機感アホだな、なんとかしよ)

黒「さぁ？どうだと思う？」

『入ってそう、です』

黒『んは、自分で確認する？』

『かく、にん？』

黒「服ぬがしていいから、好きなだけ見ていいよ」

『…みんなそればっかり…… もういいです、ふん(*｀＾´)』

黒(ほっぺ膨らましてる…可愛い)
「見ないの？」

『みませんん！』

黒「ふはは、かわいい」

『ほっへふはむの、やえてくあはい』(ほっぺ掴むのやめて下さい)

黒「…なぁ」

そう言ってAのおでこに自分のおでこをこたつんとして、語りかける。

黒「…お前、本当はいつもそういう不安、抱えてんの？」