雪龍組の日常

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思い切って彼の目を見て祈るような格好で聞いてしまった。

(あ…目をまん丸にしてる…やっぱり失礼だったかな…)



「んふふ…ふははっ」



『…？』



「ふふふ、ごめ、、、あははは」



『そんなに笑って頂くほど面白い事を言った覚えはないのですが…』

少しほっぺをぷくーとさせる。



「ごめんごめん、あー可愛いねぇ。そんな事気になってたの？」



『…(こくり)』



「…いいよ、教えてあげる」



そう言うと急に私に詰め寄ってくる宮舘さん。



同時にシャツのボタンを空け始めるから、色気がすごくて沸騰しそうだ。



「…知りたいんでしょ？俺の背中がどうなってるのか」



『い、いやいやいやあの、お言葉で十分と言いますか…！」



「見せた方が早いかなって」



『む、むりです！！恥ずかしくて死んじゃいます…！』



「…恥ずかしいけど、嫌じゃないんだ？」



『そ…れはとても意地悪な聞き方ですね…』



「可愛いね…ますますいじめたくなっちゃうなぁ」



ぐっと顔を近づけられる。



『い、意外とドSですね…』



「そう？でも残念。見てくれないなら、見てくれるまで秘密かな〜」



『…えぇ…！そんな…！！』



「ふふ、覚悟が出来たらおいで。いつでも見せてあげるから」



『…これで宮舘さんには聞きづらくなってしまいました…』



「それは悲しいな。あ、でも一つだけ注意しとかないと」



『？』



「この質問、絶対翔太と目黒にはしちゃダメだよ？」



『え？なんでですか？』



「聞く気だったの？」



『入れてるとして、皆さんどんな絵柄なのかなって…』



「困った子だね」



『やっぱり失礼な質問だったのでしょうか…ごめんなさい』



「問題は全然そこじゃないよお嬢さん」



『？』



「とにかく禁止。襲われてからじゃ遅いからね。聞くなら俺か照がいる時にしてね。約束」



『分かりました…？』



「ん、いい子」



そう言って頭を撫でてくれる宮舘さん。



…まだシャツのボタンは空いていて、無駄にドキドキさせられたのに、結局分からずじまい。



でもいつか絶対！！！と心に決めて、今日も10人分の夜ご飯を作るのでした。

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