クラスメイト ページ8
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「お前ら赫喰に質問したいだろうが
その前に委員長を決めてもらうぞ」
先生がそう言うやいなや一斉に手を上げる皆。
そこで眼鏡の真面目そうな子が
投票制にしようと提案。
「時間内に決めりゃそれでいいよ。
赫喰、お前は来たばかりだが…どうする？」
『申し訳ないですけど投票は遠慮します。
自分に入れる気はないし、かと言って他にも』
「だそうだ。さっさと決めろよ」
さて、誰になるのだろう。
しばらくして投票結果が出た。
三票でくせっ毛くんが委員長、
二票でスタイル抜群の女の子になった。
『！あ、あのくせっ毛くん緑谷くんて言うんだ』
「緑谷と面識あるのか？」
『ちょっとね〜』
そうか、彼はこのクラスだったんだ。
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「えっと…赫喰くん！」
『緑谷くん、昨日ぶりだね。
あと名前で呼んでいいよ』
「Aくん？」
『はあーい』
HRが終わったあとすぐ。
彼はいち早く俺の席まで来てくれた。
「昨日はありがとう！助かったよ」
『へへ〜気にしないで』
「轟との件もびっくりだけど、
なんだよお前らも知り合いなの？」
赤髪くんが緑谷くんと俺を交互に見遣る。
「ちょっと昨日助けてもらって」
「へえ〜。あ、俺切島鋭児朗！よろしくな」
切島くんはコミュ力カンストしてそうだなー。
そして彼の紹介を機に、いつの間にか集まっていた
クラスのたった一名を除いたが名前を言い出した。
そしてそれを復唱する。
「赫喰ちゃん、記憶力いいのね」
『そうかな？でもなんか覚えやすいし。
蛙吹さんとかね』
「梅雨ちゃんと呼んで」
『じゃあ…梅雨ちゃん！
俺も名前で呼んで欲しいな』
笑いかければ、梅雨ちゃんも
口元を緩めてくれて。
「Aちゃん」
『はーい？』
「Aちゃんは、笑顔が素敵ね」
『わーほんと？ありがとう！
でもそれを言ったら切島くんも笑顔いいよ！』
「え、俺？」
なんてやり取りから
皆についてたくさん知れた。
あとは、
『バクゴーかっちゃんだけ、かな』
そう言った途端
上鳴くんがお腹を抱えて笑い出す。
「俺は爆豪勝己だ！変な呼び方すんじゃねえぞ」
『はは、ごめんごめん。バクゴーくんね』
ケッと吐き捨ててそっぽ向く彼。
これで把握は出来たから。
『うまく距離を取っていかないとな』
ぼそっと誰にも聞こえない声で呟く。
だって捜査官に友だち、なんて要らないだろ？
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柑子露草(プロフ) - 美弥華さん» 美弥華さん、ありがとうございます！コメントをいただけたのが嬉しすぎたので更新できるようにしていきたいと思います(*´ω｀*) (2018年10月6日 10時) (
レス) id: 2c1d1c28c2 (このIDを非表示/違反報告)
美弥華 - 続きが出るのを待ってます！更新頑張ってください！ (2018年10月3日 0時) (レス) id: ce48ce5dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柑子露草 | 作成日時：2016年7月12日 20時
