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「すごい…! 多対一こそ
先生の得意分野だったんだ」
『緑谷くん! 俺達は避難するよ!』
分析をしている彼の腕を引いて
出口に向かおうとする。
しかし、いつの間にか現れたモヤが
目の前に立ちはだかっていて。
「初めまして、我々は敵連合。せんえつながら…
この度ヒーローの巣窟
雄英高校に入らせて頂いたのは
.
平和の象徴オールマイトに
息絶えて頂きたいと思ってのことでして」
ゆらり。ソイツの影が揺れたと同時に
バクゴーくんと切島くんが攻撃を仕掛けた。
「その前に俺たちにやられることは
考えてなかったか!?」
「危ない危ない……そう…
生徒といえど優秀な金の卵」
「ダメだ、どきなさい二人とも！」
13号先生の言葉も束の間、モヤが生徒達を覆う。
俺はそう分かったと同時に地を蹴り
モヤの届かない高さまで跳ぶ。
『皆ッ!!』
辺りを見渡すと、何人かその場に居る。
飛ばされたのは全員ではないようだ。
「委員長！」
「は!!」
「君に託します。学校まで駆けて
この事を伝えてください」
先生は少し考える素振りを見せたあと
飯田くんに告げる。
確かに、彼ならこのモヤを振り切れるし
そうすれば外へ応援を求めることが可能だ。
『飯田くん、外に出たらすぐ送信ボタン押して』
「これは…君の携帯？」
『必ず、俺達を救ってくれるから。
だからお願いね。』
「……分かった!!!」
俺の“生徒としての役割は”ここまで。
あとは。
『13号先生、俺は喰種をやります。
なのでクラスメイト達はお願いします』
「分かりました。でも無茶はダメですよ」
『……善処します』.
苦笑いを浮かべた、その時。
「Aくん後ろ!!」
麗日さんの叫び声。
反射的に振り向けば
赫子がこちらに向かっていて。
『！っぶねぇなァ、』
間一髪で素手で掴み、地に叩きつける。
赫子を放った男は赫眼を見開いた。
「貴方…喰種の攻撃を個性も使わず素手で…!?」
『……だったら何。』
モヤが驚きの声をあげる。
そして皆は喰種という単語に反応した。
「え…？ぐ、喰種って…！Aくん、はよ逃げ…ッ
ころ、殺されちゃうっ、」
『麗日さん、大丈夫。皆！俺はコイツを
どうにかするから、飯田くんをよろしくね』
勢いをつけてアイツを階段から蹴り落とす。
そして俺も階段を駆け下りた。
『さあ、
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柑子露草(プロフ) - 美弥華さん» 美弥華さん、ありがとうございます！コメントをいただけたのが嬉しすぎたので更新できるようにしていきたいと思います(*´ω｀*) (2018年10月6日 10時) (
レス) id: 2c1d1c28c2 (このIDを非表示/違反報告)
美弥華 - 続きが出るのを待ってます！更新頑張ってください！ (2018年10月3日 0時) (レス) id: ce48ce5dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柑子露草 | 作成日時：2016年7月12日 20時
