拘束されてしまいたい ページ16
ふと魘夢は言った。
「ー君の名はなんていうの？」
…そうか、この人になまえを教えていなかったのか。
「白銀」
「下のなまえは？」
「冬華」
「冬華。俺は君のことが好きだよ。刺激的な血の味も、その強がる表情も、人形の様に整った顔立ちも、気持ちいいのを堪えているのも。全部好きだ。」
迷いある表情でそう言う。
そして、魘夢の舌が口の中に入ってきた。
「はあっ…魘夢…」
「これからも、俺のそばにいてね」
【はい】
支配されるのも、案外悪くないのかも知れない。
私のはじめてでさえ奪われたい。
吸血された傷跡は舌でなぞられ、すっと消えた。
今の冬華の心の様に。
【End】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵 - 魘夢大好きなので、嬉しいです！素敵な作品ありがとうございました！ (2021年10月13日 0時) (
レス) id: fd64c8d06f (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - この小説をお気に入りに登録して頂いた方、評価して頂いた方、本当にありがとうございます！文章がかなりくどいと思ったりもするのですが、読んでいただいありがとうございます！ (2021年1月15日 17時) (レス) id: 117d7c2157 (このIDを非表示/違反報告)
幽々子 - 面白いと思います。頑張ってください！ (2020年11月25日 18時) (レス) id: f58ff6a4a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ - とてもおもしろいです！頑張ってください！！ (2020年11月25日 18時) (レス) id: f58ff6a4a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ - とてもおもしろいです！頑張ってください！！ (2020年11月25日 18時) (レス) id: f58ff6a4a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美桜 | 作成日時：2020年11月8日 19時
