T.死ね。クソ野郎。 ページ12
私は、白銀冬華。
下弦の壱に、姉上を殺されてしまった。
あの時の怒りは、今でも印象的で心によく残ってる。
姉の名は、琳音と言った。
「りんね」と読む、この名前は珍しい字面だった。
この世に《鬼》と言う生物が存在しなければ、一体どれほどの亡くなるはずのなかった命が救えただろうか。
これから奪われる筈の命を守る為。
私は此処で今宵、儚い命を散らしてこの鬼を殺すのだ。
天国へ行った姉上の為にも倒さなければならない。
これ以上被害を出さない為。
鬼を滅する為。
苦しみの連鎖を断ち切る為。
私は立ち上がった。
今から手に繋がれた手錠を引き裂く。
積年につめたその想いを出し切って。
古の秘技。
…雪の呼吸。
死の型。
氷結蘭珠。
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葵 - 魘夢大好きなので、嬉しいです!素敵な作品ありがとうございました! (2021年10月13日 0時) (レス) id: fd64c8d06f (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - この小説をお気に入りに登録して頂いた方、評価して頂いた方、本当にありがとうございます!文章がかなりくどいと思ったりもするのですが、読んでいただいありがとうございます! (2021年1月15日 17時) (レス) id: 117d7c2157 (このIDを非表示/違反報告)
幽々子 - 面白いと思います。頑張ってください! (2020年11月25日 18時) (レス) id: f58ff6a4a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ - とてもおもしろいです!頑張ってください!! (2020年11月25日 18時) (レス) id: f58ff6a4a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ - とてもおもしろいです!頑張ってください!! (2020年11月25日 18時) (レス) id: f58ff6a4a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作成日時:2020年11月8日 19時