こうなることは決まっていた (ページ46)

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背中に変な汗が伝う

何故バレたのか

戸惑いと焦りで頭がいっぱいになる

JM「そ、そんなはずは…」

だけど私よりも戸惑っているのは何も知らないジミンオッパ

JN「僕だってそうじゃないと信じたいけどね。どうやらAは誰かと会っているね」

真っ直ぐソクジンオッパに見つめられ息が出来なくなる

JM「A…本当なの？」

ジミンオッパにも見つめられ息が苦しくて立っていられなくなりその場にへたり込んでしまった

もう、隠せない

JN「誰かに会ったね？」

追い討ちをかけるように再度ソクジンオッパに聞かれや観念したようにちいさく頷いた

JM「そんな…」

絶望したようなジミンオッパの声

JN「あーあ、やってしまったね。僕は信じていたんだけどな。誰にも会わせるなって言ったよね？…ジミナ」

ソクジンオッパの責めるような口調と視線

それは全て私ではなくジミンオッパに向けられている

「ま、待ってください！ジミンオッパは悪くないっ！私が勝手に…」

JN「僕はジミナに言ったんだ。こうなったのはしっかり見張ることが出来なかったジミナが悪いだろ？」

口を挟む隙を与えないかのように口調を強めるソクジンオッパ

ジミンオッパは悪くない

ただそれを言いたかった

「だけど…！」

JM「いいよA。ジニヒョンの言う通りだから…」

今度はジミンオッパが私の反論を遮った

思わずジミンオッパの顔を見たが

引きつった笑顔

誰が見ても無理しているのはわかる

JN「ジミナ、後で僕の部屋においで」

冷たく言い捨てるとソクジンオッパはフロアを出ていってしまった

「オッパ…ごめんなさい」

どうすることも出来ずにただ泣くしか出来なかった

JM「泣かないで、Aのせいじゃないよ。誰かは分からないけど久しぶりに会えて嬉しかったんだろ？｣

優しく頭を撫でてくれるオッパにただただ罪悪感しかなかった

JM「…じゃあ、行ってくるね」

フロアを出ていく間際、オッパの手が震えているのが見えた

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