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ジミンオッパは静かに私から離れる
JM「それなら良いんだ…怖がらせてごめんね」
優しく頭を撫でてくれるオッパはさっきの雰囲気とは全く違っていた
JM「この髪飾り、本当によく似合ってるね…」
少しの沈黙が続きオッパの口が動いた
JM「少しだけ…外に出たい?」
突然の提案に目を見開いてしまう
JM「僕ね、自分で思ったよりAのこと可愛いみたいだ。もちろん妹としてね。だからAのこと沢山甘やかしたいんだ。」
どう?と首を傾げる姿に私も可愛いなと思ってしまう
どうせ逃げられないのなら気分転換もしたい
「オッパ、外に連れて行って下さい…」
JM「わかった、今度ジニヒョンに頼んでみる。僕と一緒ならきっと許してくれるよ」
…
あれからジミンオッパと離れて自分の部屋に戻る
相変わらず必要最低限の物しか置いていない部屋
「せめて何かあったらな…」
そう呟きながらベッドに座りぼーっとしていると
コンコン
規則的なノックが2回聞こえてくる
ソクジンオッパが来るのかもしれない
そう思い自然と身体が強ばる
でも無視する訳にもいかない
「は、はい…」
声が震えてしまったが返事をするとドアが開いて誰かが入ってきた
ソクジンオッパではない
『やあ、あの時の食事以来だね?』
あの兄弟の中ではおそらく1番下
「ジョングクオッパ…」
あの時最後に呼ばれていた名前を呼ぶと相手はニッコリと微笑んだ
JK「名前、覚えてくれてて嬉しいよ。…だけど惜しい、僕はオッパじゃない」
そう言ってゆっくりと歩いてきて隣に腰を下ろした
JK「僕達、同じ歳なんだって。今のAの歳と僕がヴァンパイアになった時の歳。だからAはオッパじゃなくてグクって呼んで欲しいな」
ふいに頬を触れられる
だけど徐々に首へと下がってくる手が気持ち悪かった
JK「色々あったみたいだけど何か聞きたいことある?」
何を聞いたら良いかわからず黙っていると
グクの首にホソクオッパと同じコインサイズの紋章のタトゥーようなものが見えた
「あ、あの…」
JK「何?」
「ぐ、グクの首についてるタトゥーみたいなの…ホソクオッパにも同じものがあって…その、他のみんなもついているの…?」
するとグクはより紋章を見せつけるかのように髪をかけあげた
JK「そうだよ、みんな同じのがあるよ。他の兄弟にもジニヒョンにも、もちろん…今のAにもね」
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ハミ - これからどうなるか気になります(* ゚∀゚) (2020年6月9日 22時) (レス) id: c3e0b08156 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - ジンのキャラが最高です! (2020年6月9日 22時) (レス) id: 276fb01d1f (このIDを非表示/違反報告)
Karasuhage(プロフ) - 更新お疲れ様です (2020年6月9日 22時) (レス) id: 63ff52919f (このIDを非表示/違反報告)
よりひ(プロフ) - Karasuhageさん» ありがとうございます(*´ω`*) (2020年6月5日 22時) (レス) id: 6baf8cdeb6 (このIDを非表示/違反報告)
Karasuhage(プロフ) - 次のお話楽しみにしています! (2020年5月27日 21時) (レス) id: 63ff52919f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よりり | 作成日時:2020年4月15日 16時