予約33 ページ33
涼太「Aちゃん、」
A「はい、」
涼太「ここのボタン取れそうなんだけど、軽く付け直してもらえる？」
A「もちろんです！それ脱いでもら...」
涼太「ごめん、時間なくてこのまま仮縫いだけお願いできる？」
A「わかりました。」
で、できるんだけどさ。
距離が近すぎて心臓止まりそう。
自分の頭の上に顔の小さな王子の頭が重なってるんだよ？
時々する小さなため息みたいなのとか、軽い咳払いとか、そんなの全部丸聞こえ。
涼太「Aちゃんさぁ、｣
最後の玉留めのときだった。
A「うわあ！はい！」
あまりにも急に呼ばれて、勢いよく上を向く。
A「っあ...」
思ったよりも近くにあった涼太くんの顔に一瞬固まる。
涼太「っふ笑」
ええ？？
わ、笑われた？
顔になんかついてたかな、唇乾燥してた？それとも顔ブスすぎて？
A「え？、」
涼太くんの細くて綺麗な指が私の髪の毛を触る。
涼太「そんなビックリしなくても。」
勢いよく上を向いたせいで、涼太くんのシャツのボタンに私の髪の毛が絡まった。
A「ごめんなさいっ！」
涼太くん時間ないのに。
A「もう、切ってもなんでも大丈夫なので！」
涼太「いやいや笑いくら何でもそんなこと出来ない笑」
そう言うと、私の目の前で優しく笑った。
玲於「涼太くん、時間...、」
ドアを開けた玲於くんと目が合う。
玲於くん、私たちを見てちょっとビックリしてからすぐにドアを閉めた。
涼太「あ〜、やっちゃったあ。」
A「え？」
涼太「ん？あ、取れたよ。」
ちょっと、Aちゃんの髪の毛抜けちゃったあって言いながらごめんね、って謝った涼太くん。
涼太「じゃあ、いってきます。」
A「うん、頑張って。時間、ごめんね。」
ありがとうっていつもの笑顔で笑いながら私の付けた第二ボタンつまんでこっちに揺らしてる。
うんうん、って頷いてるうちに涼太くんの姿は無くなっていた。
その代わりに私の頭に姿を現したのは、さっきドアを閉めた玲於くんだった。
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はるまき(プロフ) - ありがとうございます！コメントとっても嬉しいです！私の方こそ長々と語ってしまいすみません(TT)これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2018年1月13日 9時) (
レス) id: 0e32050011 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 更新お疲れ様です☆初めてｺﾒﾝﾄします(*^^*)！昨日の川崎の件ｲﾝｽﾀなどで話が出てたんですけど詳細分からなくてそういう事だったんですね(-_-;)やはりマナーは大事ですよね(*_*)長々とすみません！いつも更新楽しみにしています♪これからも頑張って下さい！ (2018年1月13日 1時) (レス) id: f919ec8430 (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - Koiruneiroさん» ありがとうございます！そうなんです…。でも、三が日も終わりましたし、引き締めて頑張っていきます！コメントありがとうございます、とっても嬉しいです(TT) (2018年1月6日 9時) (レス) id: 0e32050011 (このIDを非表示/違反報告)
Koiruneiro(プロフ) - あけましておめでとうございます(｡-人-｡)更新ゆっくりで大丈夫ですよ！まだ、お正月休みでしょうか？ゆっくり休んで下さいね(^-^) (2018年1月6日 1時) (レス) id: a2840c445d (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - 園美さん» コメントありがとうございます(TT)そんなお言葉もったいなさ過ぎます！こんなダメダメな作者ですがこれからも頑張りますね(＞＜)ありがとうございます！ (2017年12月21日 0時) (レス) id: 0e32050011 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるまき | 作成日時：2017年12月3日 11時
