【東堂尽八】好きな子にはモテない山神。×弱虫ペダル

◇無自覚な彼には敵わない ページ49

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尽八「〜♪」






あ「…。」










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尽八のこんなに嬉しそうな顔、久しぶりに見たかも…。








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去年、尽八が1年生だった頃は

レースなんてほぼ出ていない。






基本は部の先輩が出場することが多く

技術はあるのに、それを見せる場面がなかった尽八は









…きっと悔しい思いをしていたんだと思う。









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でも、今年になって尽八もどんどん成長して






もはやクライマーとしては

うちの部でもトップクラスであると言えるだろう。







でも、その分…尽八は平坦が遅くて

寿一や隼人みたいに

上のメニューは出来ていなかったのだ。










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それが、その尽八が…、念願のクライムレース。







きっと、物凄く嬉しいはずだ。

いや、嬉しくないわけがない。










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私でさえ…、尽八がまたレースに出る姿を見られるのは

＿＿＿＿嬉しいのだから。










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あ「…頑張ってね、尽八。」







東堂「…ッ！」









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東堂「＿＿＿当然だ！Aが応援に来てくれるなら

　 俺は絶対に負けないと心から言える。」









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＿＿＿＿＿ん…？？？









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東堂「＿＿＿Aがいてくれれば、俺は十分だからな！」









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＿＿＿＿＿＿＿………。











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東堂「＿＿＿＿だから、絶対に来るのだぞ！！」









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あ「……ッ〜！！///」






東堂「…ん？A、なんか顔が赤く……」






あ「…な、なってないっ！！//」







東堂「…？…だがやはり…」








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先輩「おーい、Aー！タイム頼むー！！」









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あ「…ッ！…は、はーい！！今行きます！！」







東堂「あっ、おいッ…！！」







先輩「東堂もさっさと用意しろー、始めるぞー！」







東堂「あっ……、、…ッ…、は、はい！！」










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な、ななななな…、何なんだ…！？！？

不覚にもさっきの尽八の言葉にドキッとしてしまった…//







…ってか、無自覚！？自覚なしなのか…！？！？









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あ「(小声)……勘弁してよ…//」









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