検索窓
今日:15 hit、昨日:35 hit、合計:50,215 hit

◇ならば、俺も一緒に残ろう。 ページ26










東堂「うむ、なるほどな…。

  今年は確かに新入部員も多いと聞くしな。」








あ「そうそう、いつもは全員で同じコースを走るから

  私1人でもタイムは計れるんだけど…。

  この時期にやる3コースメニューはさすがに…。」









東堂「去年はどうしていたのだ?」









あ「去年は私が1年生だったって言うのもあって

  先輩方がそれぞれのポイントでローテしながら

  計ってくれてたの。でも、今年は私も2年だし…。」









東堂「…そんなの、関係ないだろう?

  いくら2年になったとはいえ、お前1人で

  やれることは限られているのだから。」








あ「…そ、そうだけど…。」








東堂「…何かあるのか?」








あ「…え?」









東堂「お前がそこまでこだわる理由だ。

  何もなければすぐに先輩を頼ればいい。

  なのに、そうしない。

  それには理由があるからだろう?」









あ「…ッ!」



















な、なんで分かるんだろう…。



















東堂「なぜ分かるのか、そんな顔をしているな?」







あ「…ッ!何、尽八って超能力使えるんだっけ?」







東堂「ワッハッハ!いくら俺が超絶美形だからと言って

  それはないな!」








あ「…誰もそこまで言ってないんですけど。」








東堂「超能力なんかを使わなくても

  Aのことなどすぐに分かる。」








あ「…え?」
































東堂「どれだけ隣でお前を見てきたと思っている。」
































あ「…ッ!」








東堂「幼馴染ならば、当然のことだ。

  顔を見ればAの考えていることなんて

  俺には簡単に分かる。」









あ「…なんかムカつく。」









東堂「でも、それはAも同じであろう?」









あ「…え?」









東堂「…俺にAの考えていることが分かるなら

  その逆もまた然りだ。」

































東堂「次に俺が何をしようとしているか、

  ______Aなら、分かるだろう?」


































あ「…ッ!…ま、まさか尽八…。」







東堂「ああ、そのまさかだ。」







あ「で、でもそれだと尽八が…!」








東堂「大丈夫だ、Aは仕事に集中しろ。」






























そして、尽八は1人で先輩の所へ行ったのだった。










◇ならば、俺も一緒に残ろう。→←◇ならば、俺も一緒に残ろう。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
139人がお気に入り
設定タグ:弱虫ペダル , 東堂尽八 , 葦木場拓斗   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りら。(プロフ) - 少し手直ししてます! (2022年4月28日 11時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
りら。(プロフ) - 悠人くん🐣さん» コメントありがとうございます!!頑張って更新します!これからも楽しみに待っていてください! (2022年3月20日 22時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
悠人くん🐣 - 続き待ってます‼ (2022年3月16日 14時) (レス) @page36 id: 80affee4b7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りら。 | 作成日時:2022年2月2日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。