◇君が汲み取ってくれた理由 ページ28
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…ということで、今に至るわけだ。
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ハードコースは、新1年生で脱落者が出ることもあるため
マネージャーの私を配置したほうが良いだろうという
尽八の気遣いの下、私はこうしてココにいる。
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あんなナルシストでいつも変なことしか言わないのに…
こういう時、1番頼りになるところは
昔も今でも…、全く変わっていなかった。
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そして、私が1人で頑張ろうとして理由も
きっと尽八は気づいてあえて聞いてこなかったのだろう。
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荒北「ハァ…ッ、ハァッ…。」
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あ「靖友。お疲れ〜」
荒北「…あぁっ…。タイムは…?」
あ「前よりも確実に上がってるよ。」
荒北「おっしゃ…、いつかあの鉄仮面に
追いつかなきゃ……だな。」
あ「そうだね…。
あっ…、ほら噂をすれば
向こうも終わったみたいだよ。」
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新開「A〜」
あ「隼人!寿一も!お疲れ!どうだった?」
新開「うん、ちょっとキツかったけど
寿一も俺も頑張ったよ。…ね?寿一。」
福富「ああ。荒北、お前はどうだった?」
荒北「ハッ…、全部のコースでタイム縮まったぜェ!?
この調子なら俺もすぐ追いつくかもなァ!?」
福富「それは楽しみだな。」
新開「靖友とも早く一緒に走りたいなぁ。」
荒北「すぐ行くから待ってろヨ!!」
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そう、私が1人でもやろうとして理由は…
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___彼ら1人1人が自分の力で頑張っていたから…だ。
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寿一、靖友、隼人…3人がどんどん上達して
もし、来年にでも数ある部員の中から
彼らがIHメンバーに選ばれたりしたら…
そんな時に、私だけ甘えているわけにはいかない。
この部のマネージャーとして選手を支える側として
私も成長したい_______________
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そんな気持ちを尽八は汲み取ってくれたのだろう。
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あ「ホント、幼馴染には隠せないなぁ…笑」
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りら。(プロフ) - 少し手直ししてます! (2022年4月28日 11時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
りら。(プロフ) - 悠人くん🐣さん» コメントありがとうございます!!頑張って更新します!これからも楽しみに待っていてください! (2022年3月20日 22時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
悠人くん🐣 - 続き待ってます‼ (2022年3月16日 14時) (レス) @page36 id: 80affee4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りら。 | 作成日時:2022年2月2日 15時