【東堂尽八】好きな子にはモテない山神３。×弱虫ペダル (ページ1)

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◇新たな地ページ1

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あ「着いた～！！」

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いよいよ、到着！

尽八の初公式戦ヒルクライムレース会場！

中学の時に初めて出場し優勝を勝ち取ったあのレース以来

こんなちゃんとした舞台で尽八がレースをするのは初。

彼も、私も…、緊張しないわけがない。

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先輩「A。」

あ「…あ、はい！」

先輩「今日は、今までにないほどの部員がレースに参加する。

　お前も忙しくなるから覚悟しとけよ～」

あ「…は、はい！全力でサポートします！」

先輩「基本的に、今日のレースは時間を分けて３回。

　１回目に出場するのは東堂含めて６人。

　２回目に出場するのは田口含めて８人。

　３回目に出場するのは俺含めて６人だ。

　誰がいつ出るのか把握して準備にあたってくれ。」

あ「了解しました。」

先輩「基本的にAは選手がスタートする場所で

　スタンバイ。最後のレースが始まり次第、

　ある程度片づけを済ませてゴールへ向かってくれ。」

あ「…ッ！…ということは、１，２回目のレース出場者を

　ゴールで出迎えることは…」

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先輩「＿＿＿＿＿出来ない、な。」

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あ「そ、そうですか…。分かりました。」

先輩「なんだ、もしかして…、東堂か？」

あ「え、あ～…、いえ！違います！」

先輩「まぁ、お前は違くてもアイツはきっと

　お前にゴールで待っていてほしいんだと思うがな。」

あ「………彼なら、私が待っていなくても優勝できますよ。」

先輩「……どうだかな。」

あ「…え？」

先輩「いや、何でもない。まぁ、とにかく準備を頼む。」

あ「はい！」

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私１人で合計20人の選手のサポート。

体調管理に、ドリンクの準備、車輪点検に

1人1人事前のルーティーンに合わせた物の用意。

やらなくてはいけないことが山積みだ。

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あ「…尽八には悪いけど、しょうがない…よね。」

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尽八には頑張ってほしいけど

彼だけを特別扱いするわけにはいかない。

選手全員が、自分の力を最大限発揮できるように。

そのために動くのが、私の仕事だ。

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