０４２ ディオSide ページ42
「俺、Aさんに告白した。で、振られた」
俺が唯一その話をしたのはジョンインただひとり。
チャニョルやベクに言うのはやめた。からかわれるのがオチだ。
別に慰めてほしいわけでもないんだけどさ。
カイ「そっか」
ジョンインは手元の雑誌から目を離さずにそれだけ言った。
「もっと驚くかと思った」
カイ「なんで？」
「普段こんな事わざわざジョンインに報告しないし･･･」
カイ「まあそういう事もあるんだなとは思ったけど」
ジョンインは年齢で言えば年下だけど本当に友達みたいだ。
カイ「別に慰めて欲しいわけじゃないんでしょ？話聞く」
さすがだと思った。
俺はジョンインに話を聞いてもらいたかった。
本当にそれだけだったから、ジョンインは凄い。
「ありがとう、ジョンイナ」
Aさんに歌を褒めてもらったことや、練習生に間違われた事も話した。
…
カイ「じゃあギョンスヒョンは諦めたりしないんだね」
「うん」
カイ「そういうところ男らしくて良いと思うよ」
「そうかな？逆に女々しいと思うけど･･･」
カイ「そんなことない。ヒョンは凄いよ」
ジョンインは知らず知らずのうちの俺の沈んでた気持ちを和らげてくれる。
初めから返事がわかっていたとはいえ、好きな人に振られて
しかもその人の好きな人が自分の尊敬する先輩なんて
落ち込まないはずがない。でも俺は沈んだ気持ちを表にはだしたくない。
けどジョンインはそんな俺の心の内をわかってくれる。
カイ「あ、不朽の名曲出演決定おめでとう。まだ言ってなかったね」
「･･･本当に言うの遅いし、このタイミングで言う？」
カイ「いや、ぱっと思い出したから」
「忘れてたんだ！」
カイ「･･････言葉のあやだよ」
そう言って苦笑したジョンインにお礼を言う。
今夜は良く眠れそうだ。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
unofficial - おもしろいです(^O^)個人的には、キボムをたくさん、出してほしい☆(☆o☆)ですo(^-^)oそれと早く、私と兄さんがラブラブするところがみたいです(＾＾)＼(゜゜) (2013年8月27日 2時) (携帯から) (
レス) id: ce7e24fc0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちご | 作成日時：2012年10月22日 23時
