【文化祭編】キャットハント １７ ページ24
午後は整理券を配るほどに大盛況だったせいか見つかる確立も高くて、結局先輩たちのクラスにはいけなかったから、明日のお昼休憩で金城先輩と田所先輩を訪ねてみようと思った。
うん･･･仕方が無いよ･･･クタクタだもん。
午後の部が終わる前に何故か荒北さんたちが私を探し出してくれた。
あれにはびっくりしたけど、どうして私の場所が分かったのか聞くと、お菓子に向かってアリが突き進むようにテンションの高い男の人たちを辿ってきたら辿り着いたと呆れながら言われてしまった。
やっぱり参加人数が多いと隠れる場所を変えてもこうなっちゃうんだね。
箱学の人たちが帰っていって、少し寂しい気持ちになりながら部活に顔を出すと、手嶋先輩が複雑そうな顔をしてクマさんを渡してくれた。
もしかして本当にこのクマちゃんが気に入ったのかもと思って、持って帰りますか？と聞くと、全力で首を振られた。あれぇ？
「うさ吉と同じくらい大きいクマさんですね」
「あー。そういえばそうだな」
「･･･ん！名前、つけるの？」
「あ、そうですよね。うーん･･･」
私のお部屋のウサ吉はクリーム色のうさぎさんだから、箱学にいる新開さんの飼っているうさぎのお名前にしたんだけど。
この子はなんてお名前にしようかなぁ･･･？
「あ。じゅんいちくんにします」
「ん？･･･それ、男の名前･･･？」
「････っ！まさか、好きな、人･･･？」
「はいっ。大好きな人たちのお名前です」
一瞬、手嶋先輩と青八木先輩のお顔が絶望で埋め尽くされていった。
けどすぐに『好きな人･･･たち？』と返って来た。
「はい。手嶋先輩と青八木先輩のクラスで頂いた景品ですし、お２人のお名前いただきました」
「「っっ！！」」
「え･･･。だ、だめですか･･･？クマの純一くん･･･」
「い、いや！ぜっんぜん駄目じゃないっ！」
「･･･ん！」
何故か慌てたように大丈夫だと言ってくれるけど、私ってネーミングセンスが無いのかもしれない。
それでも肯定してくれる先輩たちは本当に優しいな。
手嶋先輩と青八木先輩は『チームふたり』だから、お名前もくっつけちゃったんだ。
部活は私の体力が既に無くなっていて、軽くトレーニングに校外を２周ほどして終わって、帰りは手嶋先輩と青八木先輩がクマの『純一くん』を運ぶのを手伝ってくれて、マンションまで送ってくれた。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 温かいコメントありがとうございます＾＾いつもお気遣いいただいて本当に嬉しいです♪思いつきでお話をばら撒いておりますが楽しんでいただけて幸せです。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月24日 22時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 後、あまり無理は為さらないで下さいね？更新お待ちしてます^_^ (2019年12月24日 20時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 遂に番外編まで来ましたね！嬉しいです！今回も楽しかったです。皆素敵でずっとにやけながら、...ヤバい。...スキ。という状態になってました。体調に気を付けて頑張って下さい♪ (2019年12月24日 20時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - すももさん» お祝いのお言葉ありがとうございます＾＾そして温かい気遣いのお言葉、とても励みになります♪本編も完結できるように頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月10日 8時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ふたばさん» お祝いのお言葉ありがとうございます＾＾今月は番外偏は難しいですね。ごめんなさい（土下座）年末年始はドタバタなので更新頻度がかなりゆっくりになります＞＜ご容赦ください。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月10日 8時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年9月27日 18時
