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放課後、小野田くんとまた明日と言い合って教室を出たまでは良かったけど私は朝の校門で会った先輩らしき黒髪の男の人を探しに行くか悩んでいた。
どうしようかと考え始めて気がついた。
私、自転車競技部がどこにあるのか知らなかった…。
取りあえず運動部は外？と安直な考えで校舎の外まで来てみたけど、既に外は部活勧誘の先輩たちで溢れていた。
しかもギラギラした目で先輩らしき人たちがこちらを凝視しるぅぅぅぅ。
こ、怖すぎるううぅぅぅぅ！
「女子マネ」
「憧れの女子マネ」
お経か呪いのように聞こえてくる繰り返される言葉が怖すぎる…。
何かの宗教ですか！！？？
ジリジリと周りを囲まれて恐怖でジワリと涙が浮かぶ。
でも、このままだと朝と同じだ。勇気、勇気を持たないと！
怖いけど、なんか手がわきわきしてるけど…！
「じ…」
「「「じ？」」」
ゴクリと周りの生徒たちが私の言葉を聞き逃すまいと唾を飲む音が聞こえた気がする。
「じ、自転車、競技部…。どこですか！お、教えて、くださいぃっ！」
今まで生きてきた中で１番頑張ったかも知れない…。
しんと静まり返った男子生徒の壁の向こうから頭ひとつ分ほど飛び出した影が近づいてきた。
「あん？自転車競技部？…もしかして女のお前が入る気か？」
ある日、森の中、くまさんに出会った。
あの有名な童謡が頭を過ぎる。
目つきの悪い巨大なくまさんが目の前にいた。
「ぴ…っ」
「…ぴ？なんだそりゃ？」
ぶわりと溢れた涙がホトホトと地面に落ちるけれど、どうしていいのか分からず固まる私に大きなくまさんは突然取り乱した。
周りからの『貴重な可愛い女の子泣かせてどうすんだ』と野次が飛び出しはじめたところで大きなくまさんは動揺しているようで突然私を片手で担ぎ上げて走り出した。
って…、
ええええええええええええええええええっっ！？
走り去った後に取り残された男子生徒たちは呆然とその後姿を見送った。
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瑠璃色の夢(プロフ) - 鈴さん» 初めまして。嬉しい感想をありがとうございます♪とても励みになります。今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (3月23日 11時) (
レス) id: 0cfa9a279b (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 初めまして！！とっても面白いです！急ですけどクリスちゃん可愛いすぎません？？？めっちゃすこです。守ってあげたい…！ (2022年4月23日 3時) (レス) @page30 id: 54ebb28740 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 心愛さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾そう言っていただけてとても励みになります♪頑張って更新続けますので今後もよろしくお願いいたします(*^^*) (2021年3月6日 17時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - はじめまして、つたない感想なのですが作者さん書き方すごく好きで読みやすく物語に入っていきやすいと感じました。まだ読み途中なのですがこれからの展開が楽しみでしょうがないです！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 05442c3c37 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ななかさん» コメントありがとうございます＾＾この作品はツクールでしか更新しておりません。たくさんの評価を頂けて私も驚いておりますが、何かご質問がございましたらメッセージ頂ければお答えできる限りしたいと思いますので是非メッセージくださいね＾＾ (2021年2月15日 15時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年10月28日 18時
