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田所と巻島にクリスの様子を聞いて、正直驚いた。
１０分も回せれば最初はいいとメニューを組んだのだが、クリスは１０分で体の補助無く回せたという。
そして３０分以上走り続けたというのだ。
巻島は上出来だと言ったがそれ以上だと思った。
休憩が終わり２年の手嶋と青八木を補助に付けて練習を再開する。
その後は１年にロードとはと座学の時間を入れて終了した。
いくら学校の下に家があるからと言ってもクリスは女の子だ。
先にクリスを帰した方がいいだろうと判断して着替えを促し部室の外で待機する。
すると手嶋が嬉しそうに話しかけてきた。
「金城さん。クリスはいいですよ。バランス感覚は抜群です」
「それは思っていた以上の成果だ。数日もすれば自転車の補助も外せるだろうな」
「いえ、もう外れてます」
「･･･何？」
手嶋は満面の笑みでクリスの補助は乗る時と降りる時以外は必要なさそうだと言う。
･･･どういうことだ？
「一度回し始めてしまえばクリスは漕ぎがブレないんです。ブレずにケイデンスが上げられるんです。すごい体感バランスが優れていて力がないクリスにはこのバランス感覚はいい強みになれますよ」
「それは、凄いな。体感バランスはカーブやクランク、クライムで自転車がブレた時にもすぐ立て直すことが可能な大事なものだ」
「先が楽しみですね」
「ああ、そうだな」
手嶋と青八木は１年から２年に上がったばかりで人を褒めることは少ない。
先輩としての自覚を持たせる為にクリスに就けたが思った以上に指導力があったようで驚いた。
既に２人は１年の顔ではなく先輩として後輩を誇る上の立場の顔になっていた。
クリスに就けて正解だったようだ。
「それにしても･･･遅いっショ」
「ん？ああ、そうだな。疲れているだろうから思うように体が動かず手間取っているのかもしれない」
巻島の言葉に返事をしながらも確かに遅すぎると思った。
『終わったか？』と声を掛けてノックしてみるが反応が無い。
後方で不安そうにしている部員たちと視線を合わせると、扉のノブを回した。
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瑠璃色の夢(プロフ) - 鈴さん» 初めまして。嬉しい感想をありがとうございます♪とても励みになります。今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (3月23日 11時) (
レス) id: 0cfa9a279b (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 初めまして！！とっても面白いです！急ですけどクリスちゃん可愛いすぎません？？？めっちゃすこです。守ってあげたい…！ (2022年4月23日 3時) (レス) @page30 id: 54ebb28740 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 心愛さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾そう言っていただけてとても励みになります♪頑張って更新続けますので今後もよろしくお願いいたします(*^^*) (2021年3月6日 17時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - はじめまして、つたない感想なのですが作者さん書き方すごく好きで読みやすく物語に入っていきやすいと感じました。まだ読み途中なのですがこれからの展開が楽しみでしょうがないです！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 05442c3c37 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ななかさん» コメントありがとうございます＾＾この作品はツクールでしか更新しておりません。たくさんの評価を頂けて私も驚いておりますが、何かご質問がございましたらメッセージ頂ければお答えできる限りしたいと思いますので是非メッセージくださいね＾＾ (2021年2月15日 15時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年10月28日 18時
