誠志郎が治るまで。

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能見side

次の日、試合終わり。

若手も会いたいとごねたから、皆で誠志郎の元へ。

昨日良太からメール貰ったから、二重ガラスの扉をくぐる。

ガラスごしに叩くと、カーテンが開けられた。

防具服を着た良太と、酸素マスクをつけた誠志郎。

看護「お母さんですか、お子さん頑張ってます、中に入って見守ってあげてください、申し訳ございませんが、ご家族以外中に入ることは出来ません、外から見守ってあげてください。」

金本「分かりました。」

金本監督らは、窓ガラスごしに見ている。

防具服を着て、中に入る。

『しゃん。』

能見「来たよ。」

誠志郎の手を握ると、弱々しく握られた。

能見「頑張ろうね、皆来てくれてるよ。」

良太が管やらマスクに気を付けながら、抱き上げる。

皆が手を降ると、弱々しく振り替えした。

『ばいきんまんしゃん。』

能見「持ってきたよ、誠志郎好きでしょ。」

『ありあと。』

能見「寝んねしようね。」

背中を叩くと、直ぐに夢の中へ。

お父さんと交代をする、お父さんは隣のベットで仮眠をとる。
　
寝たことをガラス越しで確認すると、手を降りながら笑顔で、皆帰っていた。

どうやって連れて帰るか、誠志郎を眺めながら一人考えるのだった。

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