誠志郎が治るまで。

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新井side

しばらくしても、収まる気配がない。

『ゲホゲホ、オェー、オェー。』

新井「しんどいけど、水飲んで。」

『嫌なの、うわーん、オェー。』

水も飲んでくれず、泣いてはもどすの繰り返し。

悩んだ結果、ナースコールを押した。

直ぐに、看護師さんが来た。

看「何時からですか？」

新井「一時間前です。」

看「分かりました。」

看護師さんは無線で連絡すると、ベットごと動かし始めた。

看「ガラス張りの部屋に隔離します、そちらで先生が検査します。」
　
新井「分かりました。」

一緒にベットを移動させる、真っ直ぐに行くと二重扉が見えた。
　
そのまま扉をくぐり、二重のガラス張りの部屋に移された。
　
部屋には、医者が待っていた。

医者「酸素投与します、ちょと我慢してね。」

誠志郎は鼻に管を入れられ、酸素マスクをつけられた。

安定剤を投与され、誠志郎は眠りについた。

沢山の管と機械に囲まれ、おまけに俺は防具服を着た状態。

この部屋には、俺と能見さんしか入れない。

誠志郎の頭を撫でて、俺は隣の椅子に座る。

誠志郎辛いけど、頑張って行こうな。

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