誠志郎が治るまで。

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新幹線のおもちゃを握りしめ、恐る恐る二軍の施設に入る誠志郎。

『お父しゃん、抱っこ。』

新井「おいで。」

抱っこをしてもらい、機嫌が治った誠志郎。
　
廊下には、矢野監督が立っていた。

矢野「おかえり、誠志郎。」

『うわーん。』

矢野「俺怖くないよ。」

『お母しゃん、怖くない？』

能見「もう一人のおじちゃんより、優しいからちゃんと挨拶しなさい。」

『ちゃかもとちぇいちろう、２しゃい。』

矢野「偉いね、ラムネあげるね。」

『ありあと。』

能見「一個ずつ、食べようね。」

『あーい。』

新井「矢野さん、診断書渡します。」

矢野「ありがとう、後でゆっくり読むよ。」

能見「誠志郎、そろそろオムツ替えようか。」

『ないない、ウーン。』

誠志郎、今踏ん張ってたでしょ(笑)。

矢野「取り合えず、ロッカー行こうか。」

矢野さんと、ロッカーに向かった。

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