誠志郎が治るまで。

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夕方、わざわざカープの選手達が来てくれた。

お見舞いに持ってきてくれた、リンゴをすりおろす。
　
『お父しゃん、もぐもぐ。』

新井「分かったら、落ち着いて。」

リンゴが食べれる嬉しさから、ぴょんぴょんベットで跳ねる誠志郎を、落ち着かせるお父さん。

能見「あーん。」

大きな口をあけて、嬉しそうに食べてる。

能見「おいしい？」

『おいちい。』

能見「それなら良かった、じゃあカープの選手にありがとう言って。」

『あい、ありあと。』

新井兄「どういたしまって。」

鈴木「あかん、可愛い。」

その後ももぐもぐ食べて、眠くなったのか。

『お父しゃん、ねんね。』

お父さんのお腹に登ると、そのまま服を握りしめ眠りについた。

新井「おやすみ。」

菊地「可愛い。」

新井兄「凄い所で、寝るんだな。」

能見「いつもそうだよ、ここが一番安心して寝れるんだろうな。」

新井兄「一緒に寝てるし。」

能見「いつもの事。」

田中「後これ、使って下さい。」

お札が入った封筒を渡された。

能見「受け取れない、気持ちだけもらっとく。」

田中「そうですか、じゃあこっちの方は？」

オモチャを渡たされた。

能見「こっちは、有り難く受け取っとく。」

オモチャを寝ている誠志郎の側へ、起きたらお父さんと仲良く遊びなよ。

色々話をして、皆帰って行った。

夜に起きた誠志郎は、オモチャに気付いて大喜び。

『お父しゃん、ガオー。』

新井「ガオー。」

仲良く遊んでる、その光景を写真におさめた。

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