誠志郎が治るまで。

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矢野監督も、帰り。

そろそろ、寝る時間。

この子を、どうやって寝かすか。

能見「寝るよ、誠志郎。」

『ねんねない。』

能見「おばけ来るよ。」

『いやなのー、ねんねする。』

能見「いい子だね、お父さん起こして寝んねしに行こうね。」

『あーい。』

大の字でイビキをかきながら寝るお父さんの腹の上に、誠志郎が思いっきりダイブした。

『お父しゃんおっきして、あさにゃの。』

嫌々、誠志郎お外真っ暗だから。

新井「ぐはぁ、どうしたんじゃ。」

能見「寝る時間だから。」

新井「すまんすまん、寝てもうた。」

『お父しゃん、抱っこ。』

新井「はいよ。」

お父さんに抱っこされ、眠たそうに目を擦る誠志郎。

部屋に戻ると、ダブルベットとベビーベットが用意されていた。

能見「俺、シャワー浴びてくる。」

新井「いてらしゃい。」

『しゃい。』

部屋に備え付けのシャワーがあるから、助かった。

俺、風呂入りそびれたから。

シャワー浴びて、出てくると。

思わず、笑っちゃた。

お父さんのお腹の上に乗って、服を握り締めて眠っている。

そっと布団をかけて、カメラにおさめた。

お父さんの隣に入り、俺も眠りについた。

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