あのビーグル達がアイドル！？ (ページ7)

今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:50,642 hit

７ページ7

CY side

俺は昔から好きな人が居る。

その子との出会いは

俺とベクとジョンデは家の並びが一緒で

元々、親同士も仲が良く

３人は小さい時から一緒に居た。

ある日、突然、隣に越して来たのが

Aの家族だった。

家族と一緒に

挨拶に来た天使みたいな女の子。

お母さんの足にしがみついて

今にも泣き出しそうな顔をしていた

やっと顔を上げたと思ったら

その女の子と目が合って

俺は、子供ながら何かしなくちゃ

なんて思って、気付いたら自然と微笑んでて

その女の子は、そんな俺を見て

驚いたのか、大きな目を余計に開いて

『よろしくね』

なんて恥ずかしそうに話してくれた

「僕、チャ、、ニョル、、」

と緊張して自己紹介すると

女の子は嬉しそうに笑って

『 Aですっっ』

って手を差し伸べて来て

俺はびっくりしたけど、すぐに

Aの小さな手を握り返した

多分あの時からだろう。

俺がAを好きになったのも

ある日、俺が遊びにいく時に

たまたま外に居たAを

「一緒に遊びに行かない？」と、誘うと

元気よく『行く！』って言うから

ベクとジョンデの家まで一緒に呼びに行く

２人の家は隣同士だったから

下から２人を大声で呼ぶと返事が聞こえて

すぐに、バタバタと階段を駆け下りる音が

聞こえ、勢いよく

ベクとジョンデが玄関から出て来る。

と、同時に俺の後ろに隠れている

Aを黙って見つめる２人。

「 A？」俺が声を掛けると

そっと俺の後ろから顔を出して

小さい声で『一緒に遊んでも良い？』

何て不安そうに聞くとベクもジョンデも

BK「遊ぼ遊ぼ！」

CH「もちろん良いで！」

その返事を聞いてAの顔が

パァァーーーっと明るくなって笑顔で

『ありがとう！』って

その後、俺達は３人で居たのが

４人で居るのが当たり前になって居た。

遊びに行く時も、地域の行事がある時も

もちろん幼稚園に通い出した

Aと俺達は毎日、一緒に居た

それと同時にベクやジョンデも

Aが好きなんだなって分かり始めてた

だけど、あの時はまだ子どもだったんだな

ジョンデは昔から誰にでも優しく

だけど特にAには優しく大事にしてた

そんなジョンデみたいには出来なかった

俺とベクは好きって気持ちを気付かせない為に

イタズラしたり、意地悪したりしてたな