38話 ページ39
「リドルの全ては厳しいルールのもとで「造られた」ものだからだ」
そこからはいろいろな意味ですごい過去だった、
親に食べるもの着るもの消耗品から友達まですべて決められ
朝から夜まで分刻みの生活をしていたらしい
でも、あの寮長さんは親の期待にこたえ10歳であのユニーク魔法を完成させたらしい
「ルール違反を肯定すればルールで造られた自分のすべてを否定することになる……ってこと?」
トレイ先輩は何も言わないけどエースの言っていることは的を当てているらしい
『ルールは絶対的正義、ルールを守れば相手のためにもなると思っている……それがどんなに横暴でも……ね、』
以外にこの問題はすぐには終わらなそう……
「だからオレはやっぱり……あいつを叱ることなんてできない……!」
自分の過去を肯定したくて相手に強制する人はたくさん見てきた、だけど今回は……
「……今の話を聞いてよーくわかった」
「リドル寮長があんななのはアンタのせいだわ」
「「『なっ!?』」」
「寮長が親を選べなかったのはしょうがないでも、あんたは少なくとも寮長のやっていることは間違ってるって思ってたんでしょ?」
「それは……」
「今の寮長が同じ間違いをしてると思ってるならちゃんと言えよ、直してやれよ
可愛そうだからって同情して甘やかしてどうすんの?みんなに嫌われて孤立していくのみてるだけ?
それとも何?あんたも首をはねられるのが怖くて黙ってるって?」
「お、おいエース!」
『デュース……』
私は止めようとするデュースを止める
きっとこれは大切な、必要なことだと思うから
「ダッセえな!!何が幼馴染だ、そんなんダチでもなんでもねえわ!!」
「こら!君達!!図書館では静かに!!!」
キーーーーーンと、耳に響いてくる
『学園長……、』
「あんたが一番声がでかいんだゾ」
「おっと失礼、騒ぐ声が聞こえたものですから皆さんお揃いでどうされたんです?」
『……実は……』
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
「なるほど……馬が合わないなら転寮という選択肢もありますが……」
「転寮かぁ、負けて逃げてるみたいですっきりしねぇなぁ」
『じゃあもう、エースが寮長になっちゃえばいいんじゃない!?』
我ながら名案!
「そんなことできるわけ……」
「おや、できますよ」
「「「できんの!?」」」
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ひい(プロフ) - 初コメ失礼します!めっちゃ面白くて、すぐ読んじゃいました!5章のポムフィオーレ編で、どうなるのかすごく楽しみです!これからも無理せず頑張ってください! (8月22日 20時) (レス) @page50 id: 1597c5195c (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵@副×2垢(プロフ) - 6話めっちゃ力が入ってて好きすぎます。 (6月30日 23時) (レス) @page7 id: 70a431d9b6 (このIDを非表示/違反報告)
ワンコ(プロフ) - らむねさん» コメントありがとうございます!更新は止まってしまうこともありますがこれからも元気に続けていけたらなと思っています。 (6月28日 0時) (レス) id: b15d9f265c (このIDを非表示/違反報告)
ワンコ(プロフ) - 虹色humanさん» コメントありがとうございます!色々推しの子要素を練り込ましていきたいのでこれからもそういう要素はたくさん入れていきたいと思います! (6月28日 0時) (レス) id: b15d9f265c (このIDを非表示/違反報告)
らむね - すっごく面白いです!推しの子とツイステの小説、あまりないので嬉しいです。無理しないで、自分のペースで頑張ってください! (6月21日 6時) (レス) @page37 id: 32bf9f2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ワンコ | 作成日時:2023年5月18日 22時