日常の1ページ(短編集)

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体がだるい
動きたくない
頭とお腹と腰が痛い
痛み止めが効かない

女の子なら理解してくれるはず

今日はアレが始まってちょうど3日目の夜
立っているのも座ってるのもしんどい

だから、そろそろ帰って来るはずのきょーさんの夜ご飯を作ってソファーに寝転んでいる



玄関からドアの開く音がして、急いで座り直す
大好きなきょーさんが帰ってきたと思うと気が少し楽になった

き「ただいま〜って、お前体調でも悪いんか？」

『おかえり、きょーさんが帰ってきたから今元気になったよ』

き「そんな青白い引きつった顔で言われても
信用せんぞ？
アレやろ？しんどい時は眠ればええ」

そういう類の単語を出さなくてもすぐに分かってくれるきょーさん



き「ほら、布団しくから歯磨きしてこい
お腹冷やさんように湯たんぽも準備しとくから」

『ありがとう』

重い腰を持ち上げて洗面所に行く
目の前の鏡を見ると、確かに青白い顔をした私がいた



歯磨きを終わらせると、湯たんぽを準備しているきょーさんがいた
こういう日は誰でもいいから甘えたい
誰かにくっついていたい

私は無言できょーさんの後ろからギュッと抱きつく

き「今日のAは甘えたさんか？
はい、これ持っといて」

私の手を優しく解き、湯たんぽを持たせる

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