【短編集】キミと彼の恋模様【YouTuber】

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月だけが照らす、河川敷。

今日は雲もなくて、星だけが瞬いている。



近くには何組かカップルがいたり、家族連れで座っていたり…



(…大樹と、来たかったな)





ふわりと香る新しい匂いは、

新調した浴衣の香り。



黒字にピンクの桜が散りばめられている。

大樹の甚平姿も、見たかったなぁ。



約束したのに────





【まもなく、花火がうち上がります…】



アナウンスが聞こえる。

…花火。



夏の夜空に咲く花。





…じわ、と涙がにじむ。

やばい、泣くな。…泣かないで。





お願い、止まって。









ふと、グイと手をひかれる。

そのまま、後ろから誰かに抱きしめられる。



『…え、』



ふと見えたのは、────





瞬間、花火が打ち上がる。

キラキラと火花が夜空に輝く。



でも、



私が視界に捉えたのは、花火じゃなくて、

…大樹。



優しい、大樹のキス。





『…なんで、』


「…約束してたのに、ごめん」


『…馬鹿』


「許して、くれる？」


『…、』


「…浴衣、…似合ってる、」


『…許す、よ…///』



また、涙が出そうになる。

でも、また大樹が私をだき寄せる。



このぬくもりを、初めから感じたかったの。



こんなロマンチックな展開に持ち込む貴方のこと、

嫌いになりたくてもなれないよ。





キラキラ輝く花火は、

私たちを照らす。

......................................................

なんか…意味不展開…？(；´Д｀)
み か ん 。さんﾘｸでした!!

恋仲みたいな感じにしたかったんだ…(言い訳)

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