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ｶﾞｰﾌﾟ｢さてと、覚悟は出来ているんじゃろな？｣
｢ッ！！ガープを討ち取れ！！！！｣
ｶﾞｰﾌﾟ｢さて、下がって向こうむいて｣
『はい』
大人しく言われた通りにする。まさかここでガープに会えるとは思わなかった。私は運がついているのかもしれない。後ろから凄まじい音がしているが振り返らない。振り返ったらきっと地獄絵図だろう。恐ろしい
｢お前、こっちに来い｣
目の前まで来ていた男に気付かなかった。多分敵の親玉だろう。嫌だな。腕を掴まれ人質のように盾にされてる
｢ガープ、少しでも動いてみろ。こいつは死ぬぞ｣
ｶﾞｰﾌﾟ｢お嬢ちゃん…｣
『ごめんなさい』
｢ははっ、海軍は大変だなぁ。こいつはあの、死の外科医が乗ってる船から降りてきた。つまり海賊に違いないさ｣
『海賊じゃない！！』
｢お前は黙ってろ。さあガープ、貴様はどうするんだ｣
ｶﾞｰﾌﾟ｢この状況じゃと何も出来んじゃろ｣
｢あれを捕まえれば…｣
そう後ろの男が小さく呟いてるのが聞こえた。ダメだ。こんなところで原作を掻き乱しては…テレビで見たことあるだろ…思い出せ。この状況でできること。思い出した。肘で思い切り鳩尾を狙うか足で脛を蹴るかだ。男の目には私は映ってないだろう。なら…
『絶対に捕まえさせない！』
｢なに、っ！！｣
殴った瞬間手が緩む隙を見逃さずすかさず抜け出す。ただこのままだとすぐに復活するだろう。申し訳ない、本当に申し訳ないが…
『痛いと思うけど許してください』
ふらついてる男にトドメの一撃として股間を蹴り上げた。すると目の前に男だけでなく、周りの男も一斉に痛そうなうめき声を上げた。え、ガープまでなんで？
ｶﾞｰﾌﾟ｢い、今のは見てるこっちまで痛くなるわい。でもこれで心置き無く戦える｣
その後勝負が着くのはあっという間だった。私は一応3000万ベリーの賞金首である男を倒したということでお金を貰えることになった。有難い。ガープはみんなを縛り部下に引き渡したあと私を抱き上げた
ｶﾞｰﾌﾟ｢さっきの男の話とか気になることはたくさんあるが……今は泣いてもいいんじゃぞ｣
背中を優しく叩かれる。緊張が解けたからか泣きたくない気持ちとは裏腹に涙が出てきてしまった
『う、あ…こわ、かった…』
ｶﾞｰﾌﾟ｢よく頑張った｣
『まま、もぱぱもいなくて……怖くて、襲われて…怖かった……』
ｶﾞｰﾌﾟ｢そうか、そうか、よしよし｣
頭を撫でられるのが気持ちよくて私は眠りについてしまった
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作者名：ユート | 作成日時：2020年1月23日 16時
