恐怖 ページ6
｢お、ちゃんと起きてる起きてる。安心したよ｣
｢薬の配合間違えたんですもんね｣
｢うるせえ黙れ｣
『…誰』
｢秘密に決まってるだろ。まあ教えられるとしたらそうだな、俺らは奴'隷商人だ｣
『なんで…私を…』
｢だってハート海賊団の船から降りてきたじゃないか…｣
その時から見てたの…？
冷静を装い手錠を破壊する
｢それだけで十分値がつくが…さらに孤児で穢れてもいなく、綺麗。これは高く売れる｣
『ここから出して』
｢ははっ、その反抗的な目も中々いいな｣
もう少し近くに来い。その時に殴ってやる…私はこんなところで死なないし奴'隷にもならない
｢徹底的に潰したくなる…少しくらい味見しても大丈夫だよなぁ？｣
不意に近付かれキスされそうになる。私は思わず殴り飛ばしてしまった。今だ、逃げなきゃ…せめて叫ばなきゃいけないのに…動けない。声が出ない。怖い…
｢お前っ！！｣
剣を向けられる。殺気の籠った剣。大丈夫だ。落ち着け。大丈夫。冷静になるんだ。目の前のドアは男がいるしそのドアの先に敵がいる可能性はでかい。じゃあ壁を壊すか？木で塞がれているが窓があることからこの壁を壊せば外に出れるだろう。あとはどの辺に海軍基地があるかだ。遠すぎれば死ぬかもしれない。いや、こんな弱気じゃダメだな…
『私ならいける』
｢は？｣
思い切り壁を殴り破壊する。唖然としてる男を横目に走り出す。外は森だが少し行ったところに民家らしき建物も見える。走れ、走るんだ
｢あの女を捕まえろ！！｣
後ろから叫び声が聞こえたと思うと目の前の民家から柄の悪そうな男どもが。ここは相手の本拠地らしい。後ろからは追っ手、目の前の奴らも絶対に敵。さて、どうするべきか…
跳力、素早さを10倍…相手の素早さを10分の1に…一か八か…今だ！！
『飛べ！！！！』
加速と共に上へジャンプし男たちの頭の上を通過する。いけた。あとは走ってこの場から離れるだけ
『っ、あ…しまった』
なれないスピードに足を取られ石につまづいて転んでしまった
『逃げ、なきゃ…』
ふわっと体が宙に浮き暖かさに包まれる。敵に捕まったと思ったがよく見ると知ってる顔
?｢お嬢ちゃん、大丈夫か？｣
｢あ、あれは…拳骨のガープ！？何故こんなところに…｣
ｶﾞｰﾌﾟ｢たかが3000万ベリーごときの海賊に何故こんなに大掛かりなやり方をするのかと思ったらそういう事だったのか｣
『ガープ…さん…』
ｶﾞｰﾌﾟ｢大丈夫じゃったか？｣
…なんでこんなとこにガープが！？
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作者名：ユート | 作成日時：2020年1月23日 16時
