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そして1週間後がやってきた。目の前には大きな島。訓練中に自分の能力に気付いた。こっそりと訓練して使いこなせるようになった。目の前にいるローは私を見て何度目かの溜息をついてる
ﾛｰ｢なんであんなにやらせたのに全然身につかないんだよ｣
『え、えへへぇ…センスないですよね……』
ﾛｰ｢でも、まぁ…よく諦めずに頑張ったな。強くなれよ。両親のいない子供は人身売買にかけられやすい。せいぜい気をつけるんだな｣
『人身売買…う、うん、気をつける』
ﾛｰ｢お前は戦うことより隙を見て逃げることを考えてればいいんだからな｣
『わかった』
ﾛｰ｢じゃあな、次会うときはもしかしたら敵かもな｣
『敵じゃないもん！次会う時もロー兄ちゃんはロー兄ちゃんだよ！！』
ﾛｰ｢…そうか｣
ﾍﾟﾝ｢あ、船長照れてる｣
ﾛｰ｢うるせえバラすぞ｣
『ペンギン兄ちゃん、シャチ兄ちゃん、ベポ兄ちゃん！ロー兄ちゃん！！短い間でしたがありがとうございました』
ﾛｰ｢おう、またな｣
ｼｬﾁ｢じゃあね〜ルーイちゃん｣
ﾍﾟﾝ｢会えたらまたお話しような｣
ﾍﾞﾎﾟ｢またもふもふしようね｣
『うん！！またね』
ルンルン気分で歩き出す。私は海軍に保護されたいんじゃない。海軍になりたいんだ。そうすれば頂上決戦でまたローたちに…エースたちにも会える。ただ強くなって大佐とかになってあの正義って書かれてるダサいマントは着たくないからなぁ…うーん、どうしようかなぁ…
｢お嬢さん、迷子かい？｣
『ん？だ、れ……』
振り返ろうとすると全身から力が抜けていく。視界がぼやけて目の前の人が掠れて見える。そのまま私は意識を失った
目を覚ますと薄暗い所にいた。手には手錠。多分壊せるが…まだ敵が分からないうちは危険だな…さて、どうしたもんか…とりあえず考えよう。
相手は人攫いの人間で間違いないだろう。このままじゃ売られる…最悪殺される。それだけは避けなくては…まだ会いたいやつ全員に会えてないんだよ。でもまぁ…今はとりあえず様子見だよなぁ
横に寝転がり目を閉じる。転生者特典みたいにステータス見れればなぁ…自分はどれくらい強いんだろ
ステータスとか見れればよかったんだけどなぁ…贅沢は言えないし…
そうこう考えているとドアが空いた
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作者名：ユート | 作成日時：2020年1月23日 16時
