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ﾚｲﾘｰ｢覇気が使えるな？｣
『！！やっぱり、バレてましたかあ…さすがレイリーさんです』
ﾚｲﾘｰ｢なぜ実力を隠すんだ？覇気を使いこなせるならば一般海兵に留まるはずがない｣
『簡単ですよ、やらなきゃいけない事があるからです。上にいけば必然的に不可能になってしまうことがあるんです』
ﾚｲﾘｰ｢………そうか｣
『もうすぐレイリーさんも知ることになると思いますよ』
ﾚｲﾘｰ｢海軍の極秘事項か｣
『まぁそんなとこですね！レイリーさんから見て強く見えるなら良かったです！これで私のにいにたち守れますから』
ﾚｲﾘｰ｢家族は死んだんじゃ…｣
『あぁ、あだ名ですよ』
ﾚｲﾘｰ｢すまない、不躾なことを聞いた｣
『気にしてませんよ！じゃあボルサリーノさん、じゃなくて黄猿さん連れて帰りますね』
ﾚｲﾘｰ｢…持てるのか？｣
『余裕ですよ。じゃあまた会いましょうね！レイリーさん』
ﾚｲﾘｰ｢あ、あぁ、またな｣
ひょいっとボルサリーノさんを持ち上げるとレイリーさんはめっちゃ驚いた顔をしていた。そりゃそうか
『………海軍の船どこにあるか知ってますか？』
ﾚｲﾘｰ｢……………あっちの方だ｣
『ありがとうございます』
いやかっこ悪いな。最後はビシって決めて去りたかったのに…まぁいっか
言われた方に向かうと海軍が遠くの方に見えてきた。少し手前にはこちらの方へ逃げてこようとする海賊たちもいた。やべぇ
『ボルサリーノさん起きて…！海賊が来ちゃう！ボルサリーノさん！！』
泣きそうな声で言うとボルサリーノさんは飛び起きた。正直言ってビビった
ﾎﾞﾙｻ｢ルーイ、大丈夫かい？｣
『え、あ、うん！大丈夫だよ！起きてよかった…』
ﾎﾞﾙｻ｢あれ、レイリーは…？｣
『やめてってお願いしたら見逃してくれたからボルサリーノさん抱えて逃げてたの！』
ﾎﾞﾙｻ｢そうか…ありがとうねぇ｣
『あの、早く逃げなきゃ！海賊いっぱい来ちゃう！』
ﾎﾞﾙｻ｢あんな海賊相手に負けるわけないよねぇ？｣
『あ、ボルサリーノさんなら余裕だね！強いもん！』
ﾎﾞﾙｻ｢そうだよぉ｣
『じゃあ今度こそ私邪魔にならないように頑張る！』
ﾎﾞﾙｻ｢邪魔なことなんてないよぉ｣
『あ、海賊さんだぁ！』
｢あれは黄猿と…最弱天使！｣
｢あっちの方を捕まえれば黄猿を倒せるかもしれないぞ！｣
｢そうすれば俺たちの名はうなぎ登りだ｣
｢よし、俺があっちを相手するから…｣
やっぱり最弱って楽しいねぇ？？
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作者名：ユート | 作成日時：2020年1月23日 16時
