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チャペルには重たくないＵＫロック。
全部で20人くらいのモデル達が、そこを何度も衣装を替えながら行ったり来たりした。
お客さんはアパレル業界の人だけでなく、シウォンがいるのも手伝ってマスコミも多かった。
少し前まで一般人だった私は、たくさんの目が自分の動きに合わせて動くのが不思議で、
緊張するというより楽しかった。
ウィジュ『オンニ、いよいよ最後ですよ！』
汗だくになったウィジュが例のウエディングドレスを着付けてくれた。
前にミニョクとの結婚式で着たのを少しアレンジしたドレス。
真っ黒に染めた髪とのコントラストが、自分で見てもキレイだった。
ウィジュ『最後はシウォンさんが迎えに来ますから。』
『うん。』
ウィジュ『オンニ。成功ですね！』
『まだわかんないよ。私最後に転ぶかも(笑)。』
ウィジュ『シウォンさんにしっかり掴まってて下さい(笑)。』
何か、思ったより楽しかったな。
一人になった部屋で、一応鏡なんか見てチェックしたりしてたら
ドアをノックする音が聞こえた。
『はい。』
ＳＷ『俺。入っても大丈夫？』
『うん。どうぞ。』
開いたドアから、これ以上タキシードが似合う人なんている？ってくらい
完璧に着こなしたシウォンが入ってきた。
お互いがお互いを見て、声を出せずに立ちすくんだ。
『・・・シウォン、やっぱ似合うね。』
ＳＷ『・・・』
やっぱこの歳でのウェディングドレス姿はきつかったか？
一言も発しないシウォンを見てそんなことを思っていると、カツカツと近づいてきた
シウォンに抱きしめられた。
『シウォン、衣装が皺になっちゃう。』
ＳＷ『綺麗だ。』
『ホント？いい歳してって思ってない？(笑)。』
ＳＷ『まさか。このまま式を挙げたいよ。』
シウォン・・・。
その言葉が真実味を帯びていて、また錯覚しそうになった。
違う違う。
これはゲームなんだから。
『フフ。チャペルだしね。でも今日は誓いの言葉は台本に無いよ。』
SW『台本なんかいらない。』
私はそっと体を押し返した。
『じゃ、最後。行きますか！』
SW『うん。それじゃ姫、お手を。』
シウォンのひじに腕をかけ、私達はラストの舞台へと向かった。
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ミズホ(プロフ) - mina62さん» mina62さん、コメ本当にありがとうございます；；。もう年単位で更新して無いのに待ってくれてる方がいるなんて・・・。申し訳ない気持ちでいっぱいです。もちろんなんですが話は続いてるんです。また少しづつ投稿しようと思います。良かったらまた読んで下さい。 (2018年4月10日 14時) (
レス) id: 5f9d5d87cd (このIDを非表示/違反報告)
mina62(プロフ) - こんばんは。いったい何回目だろう？何回も読み返しています。最初はウキウキ読んでましたが、だんだん切なくなってきました。カンインとくっついて欲しいな。再開されることを待ってます！ (2018年4月6日 20時) (レス) id: 30b1ff24d3 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 面白いです(^ ^)カンインに頑張ってほしいなぁ… (2014年11月30日 10時) (レス) id: 1cb51095f4 (このIDを非表示/違反報告)
あるむ(プロフ) - すごく面白いです^^ 更新頑張ってください (2014年6月20日 22時) (レス) id: cbee5a0325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空 | 作成日時：2014年6月11日 20時
