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目と鼻の先、否、吐息さえ触れる耳元至近距離にエースの顔が迫っていた。
いつものお調子者の笑顔は何処へやら。佐々木の顎をクイッと上げ、所謂顎クイをした状態で、エースは言葉を紡ぐ。
「佐々木さんは本当に素晴らしい生徒ですねぇ、私感心してしまいます!…卒業まで待ってあげます。私、優しいので」
『ひゃわわわわわわわわわわわわわわわ』
耳元で囁かれる、男性特有の低い声。学園長のモノマネと言うことで、いつもより低くしてある低音ボイスに、佐々木は行き場のない手を顔の横にやり、万歳をしながら顔を真っ赤にした。
「どう?俺結構上手かったっしょ?」
『ひゃ、ひゃい……佐々木です。これが所謂キュン死、なんですかね?佐々木的には心臓がこんにちはしちゃいそうなんですが……ッ!?』
気づいた時には、時既に遅し。
「へぇ、王様ゲームってのは、そう言うのもありなのか」
「シシシッ、面白そうっスね」
「あは、面白そぉ♡」
「清純の君!ああ、私も君のハートを早く撃ち抜きたいよ!」
とんでもないヴィランズを、目覚めさせてしまった。最後一人だけ何か違うこと言ってた気がするけど。それ物理的なハートじゃないですよね?例えですよね?
『……で、では!つ、次いきましょう!せーのっ』
「「「王様だーれだ!!!」」」
「おや、僕だね」
『リドル先輩ですか?先輩の場合は王様って言うより女王様の方が合ってる気がします、佐々木です』
「僕はハートの女王だからね…と、それはさておき。命令か……では３番」
(あ、佐々木です)
「王様である僕のことを褒め讃えるんだ」
『はい、３番です佐々木です!リドル先輩を褒めればいいんですよね?了解です!……リドル先輩って本当凄いですよね!テストは毎回一位ですし、欠点がない?と言いますか、佐々木です。顔立ちも芸能人顔負けのレベルで整ってらっしゃいますし、ちゃんと寮生のことを思ってらっしゃるところや、モブである佐々木にも気を遣ってくださるところとか本気で尊敬します。具体的には』
「も、もういい。十分だ」
『そうですか?では佐々木は役割を終えましたので元の場所に戻りますね』
「あ、ああ」
「リドルくん顔真っ赤〜照れてる?」
「て、照れてなんかない！さ、次に移るよ」
『はい、では』
「「「王様だーれだ!!!!」」」
「お、俺だな」
『ハーツラビュル引きがいいですね、佐々木です。では命令をどうぞ』
「そうだな…じゃあ」
トレイの口が開かれる。
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コンソメポテチ(プロフ) - なんか知ってるキャラいるなぁって思ってたらめっちゃ好きなラノベの佐々木さんでびっくりしました。 (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 48136d59b2 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 佐々木ファンになりそう…更新待ってます！！！ (2020年11月1日 16時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月27日 10時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
re：アガサ・クリスティ(プロフ) - 乃亜さん» 佐々木親衛隊にようこそ…← (2020年10月26日 16時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - うっ、佐々木と友達になりたい。頭撫で撫でしたい。セコム達に混ざるでもいい！！← (2020年10月26日 9時) (レス) id: 04cc2a38ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：re：アガサ・クリスティ | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年10月15日 19時
