立場逆転【ツイステ】

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*太陽の話*


「お前がA、だよな?俺はカリム・アルアジーム!宜しくな!」


『え、笑顔が眩しい…!佐々木です…!』


「Aは何か好きなものはあるのか?」


『好きなものですか?ありますけど、突然どうしたんですか?佐々木です』


「スカラビアの宴に来いよ!ジャミルの飯は旨いんだ!」


『そのジャミルさん、という方から名前を聞いただけで苦労人だなと理解してしまいました、佐々木です。真実はいつもひとつ!名探偵佐々木と、年金暮らしのお祖父ちゃんの名に懸けて!』


「佐々木は名探偵なのか?凄いな!」


『無邪気な視線が刺さります、佐々木です』



陽キャカリムと話しやすい女子No.1(公式)の佐々木。二人が出会えば、それはもう楽しい空間が広がるのは当然と言えた。



『好きなもの…ずんだ餅ですかね〜』


「ずんだもち?旨いのか?」


『それはもう、めちゃくちゃ美味しいですよ、佐々木です。もしかして此方にはずんだ餅の概念が存在しないんでしょうか?興味がご有りなら佐々木がお作りしましょうか?』


「悪いな!俺ジャミルの作った飯以外食えないんだ」


『そうなんですねー、佐々木です』


「毒が盛られてるといけないからな!」


『あー、なる程。毒ですか〜…ん?毒?毒!?』


「?どうしたんだ?」


『ちょ、今、毒って言いました!?毒ってあの毒ですか!?…あれ、どの毒ですか!?』


「ああ、多分その毒だぜ!俺はアルアジームの長男だからな!昔から刺客とかに命を狙われて生きてきたんだ!」


『カリムさんの家が何れだけ凄いのかは分からないですけど命を狙われてるって相当ですよね!?ちょ、大丈夫なんですか!?佐々木です!』


「俺にはジャミルがいるからな!ジャミルは凄いんだぜ?」


『カリムさんって実はNRC一闇深いんじゃないでしょうか…』


「闇?そんなのはないぞ!歌って踊れば、悩みなんて吹き飛んじまうだろ?」


『あ、だから笑顔なんですか?』


「ああ!最後くらい、楽しかったって笑って死にたいからな」


『保護者〜!お客様の中にカリムさんの保護者さんはいらっしゃらないでしょうか〜!?、佐々木です』


「Aは面白い奴だな!」


『今の会話の何処で佐々木に面白さを見出だしたのかは分かりませんが、褒められてるのは分かるのでありがとうございます。カリムさんも明るくて素敵だと思います、佐々木です』


「そうか?ありがとな!所で、宴には来るのか?」


『今回は仕事が残ってるので今度また誘って頂けますか?』


「ああ!」

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