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㊲ 櫻井くん ページ17
「じゃあ、別れて…？」
嫌だった。
別れるなんて、本当に嫌だった。
でもね、翔くん。
あたし、信じられないのかな？
好きなんだよ？
大好きなんだよ？
でもね、何故かわからないの。
翔くんと、距離を置きたい。
考えさせて？
「ご…めん…。」
もう、嫌だ。
嫌だよ。
目の奥がどんどん熱くなってくる。
そして、あたしの頬に一筋の涙が流れ落ちる。
ううん、一筋なんかじゃない。
どんどん涙が流れ落ちるの。
あーあ。こんなもんなんだ。
恋なんて、もっともっといいものだと思ってたのに。
なんでだろうなぁ。
こんなに呆気無く終わるものなんだ。
翔「A!!」
あ、翔くんだ。
「別れるって…いったけど…。」
翔「…明日、話したいことあるから、学校で。」
そういって、翔くん…ううん櫻井くんは
どこかに行っちゃった。
「バカ…じゃん。ハハハ…。」
あたしって馬鹿すぎる。
あれくらい耐えればいいのにね。
「ｳｯｱｯ…ﾋｯｳｩ…しょ…ぅ…くん…。」
まるで、怒られたあとの小学生みたいに
泣きながら、家に向かった。
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くいな(プロフ) - ありがとぉｗ (2011年1月11日 17時) (
レス) id: aea4fc65d7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - いい話ですなぁ〜＾＾ちょっと真面目に読んじゃったよ〜＾＾面白いよこれ＾＾ (2011年1月11日 15時) (レス) id: eae25dc2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くいな
