ゆめのはじまり1 ページ2
祐奈said
小春「遅いね、ゆめちゃん」
『うん…』
みなさん、初めまして。本野祐奈です。
私は今、幼なじみの小春ちゃんと、もう一人の幼なじみのゆめちゃんを待っています。
『大丈夫かな…』
小春「そうだね…」
『迷子とかになってないよね…?
ゆめちゃん可愛いから、変な人に声掛けられたり…』
小春「ふふっ、祐奈ちゃんは相変わらず心配性だねぇ」
『だって…!』
私がこんなにあわあわしてるのは、ゆめちゃんを待ってから30分以上経ってるから。
大切な幼なじみに何かあったら…そう考えると心配してしまう。
ゆめちゃんも小春ちゃんも可愛いから、そういう事件とかに巻き込まれてないかなっていつも確認しちゃうくらいだ。
小春「でも、祐奈ちゃんだってすごく可愛いから、私もゆめちゃんも心配してるんだよ?」
『えぇ…!?私なんて可愛くないよ…!』
小春「そんなことないよ!ファンの人達だって可愛いって言ってるし!!」
『そうなの…?』
小春「もちろん!」
そう、私は自分で曲を作って歌う…いわゆるシンガーソングライターをしています。
歌手としてデビューしたけど、曲を作っていたらその曲が採用されて認められたので、その後も自分で曲を作っています。
小春「歌も上手だし、可愛いし。
私の自慢の幼なじみだよ!」
『小春ちゃん…!』
大好き…!!
小春ちゃんが嬉しいことを言ってくれたから、思わずニコニコしてしまった。
小春「(可愛い…!)」
『あ…!』
小春「どうしたの?」
『もうすぐ始まる時間だよ…!ゆめちゃん来てないのに…』
小春「えっ…ほんとだ!」
「小春ちゃ〜ん!祐奈〜!」
小春「あっ、ゆめちゃ〜ん!」
『ゆめちゃん...!』
ゆめ「はっ、はっ、はっ。ごめんごめん!は〜っ、は〜っ、は〜っ、」
小春「大丈夫?」
『ゆめちゃん、平気?』
ゆめ「うん! 間に合った〜!!」
そう言うと、ゆめちゃんは上を見上げた。私と小春ちゃんはそれにつられて振り返ると、そこにあるS4の看板に目を向けた。
小春「早く行こう!」
ゆめ「うん!」
『そうだね!』
S4のライブ、とっても楽しみ!
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作者名:ゆ〜ゆ | 作成日時:2023年8月4日 15時